1月2日(月) 安らかで良い年に
新型コロナウイルスの影響で実施は3年ぶりに皇居で、新年一般参賀が行われた。天皇、皇后両陛下は上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻ら皇族方と並び、宮殿・長和殿のベランダに立ち、参賀者に手を振って応えられ両陛下の長女愛子さまも初めて参加した模様が報道された。天皇陛下は参賀者を前に「3年の月日を経て、きょう皆さんと一緒に新年を祝うことを誠にうれしく思います」とあいさつ。コロナ禍での人々の苦労をねぎらい、「大変なこともあるかと思いますが、本年が安らかで良い年となるよう願っています」と述べた。宮内庁は、感染対策のため事前申込制を取り、参賀者を各回1500人程度とし、距離を1メートル以上空けて指定した場所で参加してもらった。マスク着用や検温への協力も呼び掛けた。計6回で計約9600人が参賀に訪れたと。
さて、弟夫婦ほか従兄弟が来た。甥っ子姪っ子も就職が決まって、子ども達はそれぞれの道へ。天皇陛下の「安らかで良い年に」を戦争や国際情勢も踏まえてただ願うだけだ。正月の縁起物の宝船に乗るのは「七福神」。恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋の七人の由来は、元々、七福神は別々に寺社で信仰されていたが、一堂に集まった理由は諸説あるが、一説には最澄が開いた天台宗の仏典『仁王経』の教えが、京都の人々の間で広まったことにあるという。「七難即滅、七福即生」という言葉。七難とは「太陽の異変、星の異変、火災、水害、風害、干害、盗難」を指し、これらすべてを消して、代わりに福を与えてくれる存在として、七福神が祀られるようになったと。七難が無い良い年にするも、全ての人の心構え一つだ。