1月17日(火)備え
きょうは、日本経済新聞春秋にも掲載されたが、『「阪神忌」は冬の季語である。阪神大震災が起きた1月17日を指す。3年前の日経歌壇にこんな句が載っていた。「残しある崩れし埠頭阪神忌」(広田祝世)。遺構として保存される神戸港のメリケン波止場を詠んだのか。6千人超が亡くなった震災から28年がたった。…』いのちの大切さを改めて感じる。2ヵ月に1回の母と祖母の通院で石巻市立病院。病院側から見る石巻市役所も、いつもと違って見えた。午後から、第35回石巻地区2市1町特別職・管理職員等研修会がマルホンまきあーとテラスで開催された。講演は、「アフターコロナの防災・危機管理」〜個人の備えと組織の対応〜講師は山村武彦氏(防災システム研究所所長)。28年前の本日の阪神・淡路大震災(1995年1月17日)に発生した兵庫県南部地震により発生した災害のことから50年間携わった経験。駐車禁止の標識から「丸覚えでなく、本質を理解し 理解してもらうためのキーワード」が必要と。集団依存(人は皆自分だけは死なない)。新潟地震1964年6月16日「防災アドバイザーを志した」。災害は無くせなくても軽減できる。真実と教訓は現場に有り。各震災や災害の事例で現場主義が伝わる。「車中避難所」の指定、役割分担の明確化など重要。正常性バイアス、次の災害がまだ先のことだと思って形式的になっていないか。「スマート防災」災害予防訓練に力を入れて。コロナ禍で防災訓練の縮小・中止で避難所へ行かなくなる。コロナ禍の今だからこそ在宅で行う「新しい訓練」。認知心理バイアス「凍りつき症候群」。津波・洪水逃げるが勝ち。2022年3月16日23時36分福島県沖地震時に石巻グランドホテルに居た。後発地震注意情報、もっと整理した分かりやすい被害想定で良いのでは。いのちを守る訓練が重要(阪神淡路のコンビニ映像)。家庭と職場に安全ゾーン設定し退避する。自助、共助、公助に互近助と言う思想。防災井戸端会議、おんぶ隊(避難支援スイッチ)。結びに東日本大震災の心温まる実話を紹介して終えた。
春秋の結びに、2ヵ月ほど後には「東北忌」が控える。『子から孫へと受け継がれてれきた災禍の教訓を次の世代につなぎ、備えの強固な礎としたい』本日の研修会でも一層思いを強くした。