4月21日(金)なり手
地方議員の「なり手不足」が一向に解消されない実態が浮き彫りになったと言える。多様な人材が議会に参画する環境整備が急務だと山陽新聞社説。そもそも、4年に1度の統一地方選は最終組の125町村長選と373町村議選がおととい告示されたが、70町村長選と香川県直島町など123町村議選が無投票となった。無投票当選者の割合は町村長選が56.0%に上り、町村議選は過去最高の30.3%だったという。深刻なのは、町村議選で立候補者数が定数を下回る「定数割れ」が前回の8町村(4道県)から20町村(7都道県)に増えたことである。人口減少や高齢化が進む小規模自治体は、なり手確保が特に難しい。首長とともに「二元代表制」の一翼を担う議会の機能低下を招かないか心配だと。この、なり手不足から無投票になり、無投票が地方政治への関心を低下させる流れが強まっている印象が強く負の連鎖を断ち切らねばならない。そう言いながらも地方議会でなり手不足が課題になって久しい。だが解消に向けた制度改革の動きは鈍く、成果が見えてこない。前半戦の岡山、広島など41道府県議選でも無投票当選者の割合が25.0%に達し、投票率は過去最低を更新した。後半戦の幕開けとなった16日告示の88市長選は三次市など全体の28.4%に当たる25市が無投票になり、市長選でもなり手不足が目立つ。議員報酬や定数の見直し、住民に活動を伝える発信力の強化も欠かせない。
さて、きょうは予報通り暑くなった。昨日に続き懇談をする機会が多くあった。石巻市の3月末で人口も13万5千人と減少に歯止めが掛らない。なり手不足より定数削減等実態にマッチした対策が必要だ。