10月13日(金)勝利へ
将棋の藤井聡太七冠が挑戦者となった王座戦の第4局初の全八冠制覇を達成した記事をゆっくりと読んだ。凄いことだ。中学生(14歳2ヵ月)がプロに入りプロデビューから29連勝で脚光を浴び、節目の通算勝利や戴冠数でことごとく最年少記録を更新し、わずか7年、21歳の進化に驚きだ。棋界の頂点に駆け上がった若き王者の比類なき才能と努力に、敬意を表したい。全タイトルの独占は4人目で、羽生善治九段が当時の全七冠を制した1996年以来だ。歴代では升田幸三、大山康晴両名人という伝説的な名棋士にも連なる、紛れもない当代最強となるという。昨日の日本経済新聞の坂口安吾に「散る日本」と題する作品がある。戦後まもない1947年に指された、将棋第6期名人戦の観戦記だ。木村義雄名人に塚田正夫八段が挑む勝負だったということから、転換期の鮮烈な個性と社会との共振――。「ブギの女王」笠置シヅ子の人気が沸騰し、石坂洋次郎の小説「青い山脈」が登場したのもこの年であると。結びに『Z世代のもたらす衝撃から「解」は導けるだろうか。革命児とどう共振できるだろうか。かつて、この国に敗戦を招いた形式主義や精神主義を、安吾は「日本的幽霊」と呼んだ。幽霊はまださまよっている。』と。
さて、任期満了に伴う宮城県議選が告示され投開票22日に向け9日間の選挙戦がスタート。石巻・牡鹿選挙区(定数4)に現職4人、新人2人の6人が立候補しました。佐々木候補の第一声に同僚議員と参加。ポスター貼りチームで桃生町地区、午後から大崎選挙区へ。夜、自宅へ戻るとNHKニュースで『今回の県議会議員選挙では、5つの選挙区で無投票となり、10人の当選が決まった』と。23選挙区の定員59人中、「登米選挙区」2人。「東松島選挙区」1人。「大崎選挙区」4人。「柴田選挙区」2人。「遠田選挙区」1人が当選。18選挙区49議席を宮城県が進める病院の再編計画や、来年5月ごろに予定されている女川原子力発電所2号機の再稼働の是非、それに物価高騰への対策などをめぐり論戦が交わされる見通しで、さらに、5期目の折り返しを迎える村井知事の手腕への評価も争点のひとつになりそうだと。また、知事の県政運営を支える自民・公明両党が過半数を得られるかや、7月の仙台市議会議員選挙で全員が当選した日本維新の会が、県議会で初めて議席を得るかなども焦点だと報じた。お疲れ様でした。