2月26日(月)教育力

 日本経済新聞春秋に、いつも思っていることが書いてあった。『あなたにとって、いい学校とは? そう聞かれたら何と答えるか考えてみる。進学率が高い、いじめがない、それとも熱意ある教師がいる学校か。世界で一、二を争う高学力の国、フィンランドでは決まってこんな答えが返ってくるそうだ。「家からいちばん近い学校」理由は、どの学校もレベルが同じだからだ。映画「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」(2016年公開)を見て知った。米社会の病を暴いてきた監督が、北欧の公教育の秘密を探ろうと、得意の突撃取材を試みる。授業が少ない。宿題もない。統一テストがなく、競わせない。どうしてこれで学力が伸びるのだろう、というもので量など思い込みにとらわれていると思い、教育費が課金ゲームに例えられる。いい学校、いい教育っていったいなんだろう。
 さて、朝一で新事業の進捗等懇談して、昨日までの難しい課題のため市役所の各部担当課へ。10時からは本会議、市議会本会議場で施政方針の代表質疑で午前中は公明会渡辺拓朗議員、午後から我が日高見会の星雅俊議員。終了後に、朝の件で再懇談。教育力の重要性を改めて感じた。自宅に戻り、NHKニュースで『東京都は、客が行う迷惑行為や悪質なクレームなどのカスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」を防ぐ全国で初めての条例の制定に向けて、早期の条例案の提出を目指すことにしている』と。マウントをとるや迷惑行為など、かつては考えられない事象が現実化している。これも教育力の低下と思ってしまった。制度やルールがないと出来ないことは、ある種悲しい。

コメントは受け付けていません