3月7日(木)分権

 政府は、国と地方自治体の関係の基本ルールを覆す地方自治法改正案を国会に提出した。自治体の自由度が高い「自治事務」にまで国の「指示権」を拡大する閣議決定に疑問を持っていた。コロナウィルス感染症で安倍首相が2020年2月の突然の要請で始まった全国一斉休校。休校期間は3月から最長で約3カ月に及んだことを思い出した。それが容易になるのではと思った。河北新報社説に『国の指示権拡充 地方との対等な関係守れ』が掲載された。これは、地方分権の流れに逆行し、対等な関係が損なわれないよう注視する必要があると指摘。初当選時の2000年、地方分権一括法で地方分権を推進すると言われ20年以上過ぎた。政府は、自治体に対する国の指示権を拡充する地方自治法改正案を閣議決定し、国会に提出した。災害や未知の感染症など非常事態であれば個別法に規定がなくても、国民の生命保護に必要な対策の実施を国が自治体に指示できるようにする。社説の結びに、『全国知事会は安易に指示権を発動できない仕組みを要望。これを受け政府は「自治体に支持する場合は、事前に資料や意見の提出を求めるなど適切な対応に努めなければならない」との規定を改正案に盛った。指示権乱用によって地方が混乱しないよう厳格に運用しなければならない』と。
 さて、9時から会派室で懇談し10時から石巻市議会産業建設委員会が開催され、午後3時30分まで付託された議案審査 9件について慎重審議していずれも可決すべきものと決した。終了後に2月29日の低気圧被害について水産課から報告を受け、3月22日現地視察することに決した。また、議会報告のまとめ対応について協議して終了。自宅に戻ると、雄鹿が3頭。車から降りたら2頭に逃げられたが、堂々1頭はカメラ目線。本日の委員会の鹿駆除の件で、宮城県から毎年5%くらいの減少でここ10年で30%ぐらいの減少している旨の答弁。私観だが、逆に3割ぐらい増加しているようだ。区長さんから連絡いただき、五十鈴神社付近を見てから協議。またまた鹿。分権がしっかりと図られているのだろうか。身近でも心配。

コメントは受け付けていません