5月21日(火)危機意識

 今朝から風が強い。昨日お会いして講演会にお誘いいただいた鈴木宣弘 東京大学大学院 農学国際専攻 教授 農学博士の著者を読んで、日本経済新聞春秋に『記者が北海道に赴任していたのは四半世紀も前のこと。安室奈美恵さんの歌がはやっていた。過日、当時の同僚が居酒屋に集まり、久しぶりに旧交を温めた。「まさかあの銀行が経営破綻するとはね……」。かつての学生アルバイトさんも加わり、昔話で盛り上がった。農業の現場も取材した。クミカンという言葉をご存じか。組合員勘定と呼ばれる道内の農協独特の融資制度だ。農家が秋の収穫高を担保に運転資金を工面する仕組み。で…』が掲載され、昨夜読んだ著者「世界で最初に飢えるのは日本」から引き寄せた感じだ。日本の食料自給率は2020年度で37.17%と低下の一途を辿っている。単純に食料のみならず、農業に不可欠な種子や肥料、酪農に欠かせない動物飼料の多くを輸入に依存しており、食料安保は脆弱。万一これらの食糧関連の輸入が途絶えると単純に計算すると国民の6割が餓死する事になる。食料を巡る世界情勢は不安定で、穀倉地帯のウクライナで戦争による小麦生産の低迷し、中国の経済成長による爆買い、気候変動による世界的な不作等、そして何よりも敗戦後米国の食料戦略に組み込まれ、従属している状況である。日本農業再興の道のりは遠いと。春秋はクミカン(組合勘定)から農林中央金庫の赤字と巨額の資本増強の話に触れ『汗みずくで働く人々は今回の報道をどう受け止めたのか。気になる』と結んだ。
 さて、風が強い中、日課を終え9時に市役所へ。その後、日高見の会の会派室で懇談し、勉強会。具体的な活動計画を立てて、市民の付託に応えていけるよう横断的に産業、環境、福祉の分野で案件毎に対応することになった。終了後にギリギリ間に合いメンズカーブスで運動後に、バンクシアローズでゆっくりとランチ。午後1時半過ぎ郵便局・銀行に寄り、夕方は宮城県のコミュニティ再生に関し利用の懇談。しっかりと汗をかけば成果が出る。

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