5月24日(金)危機意識

 全国の河川や地下水から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が確認されていると言う。聞き慣れない物質だが、1万種類以上あるとされ、水や油をはじき、泡消火剤や界面活性剤に使われてきた。極めて分解されにくく「永遠の化学物質」と呼ばれる。人体への影響はよく分かっていないが、発がん性などが指摘される。知見を得て被害を予防する作業を急がねばならない。PFASのうち毒性が強いとされるのがPFOA(ピーフォア)とPFOS(ピーフォス)だ。製造、輸入が原則禁止されている。国は河川や井戸の水1リットル当たり2種で計50ナノグラム(ナノは10億分の1)を暫定指針値とする。環境省の2022年度調査では16都府県の111地点で超えたと恐ろしい数値だ。PFASが注目され始めたのは16年の沖縄からである。この時も米軍基地が汚染元とみられたが、米軍は調査に協力しなかった。しかし協定があろうとなかろうと調査に協力するのが筋だろう。日本政府も強く要求するべきだと中国新聞Web。連日、鈴木宣弘先生の著者を読み日米関係や農薬など食べることが本当に大丈夫なのかと思いながら恐る恐る食している。環境と食料自給率などしっかりと対応していくことが大切だ。
 さて、朝食をいただき宿から丸の内線で方南駅へ。一路、東京都立中野特別支援学校にお伺いした。バスが何台も待機、各方面に向かったので先生にお話しを聞いた。東京都立中野特別支援学校は、公立特別支援学校で知的障害者を教育対象としている。1978年4月1日設立、範囲が荻窪、杉並、中野など広いのでバスが多い。小学部・中学部・高等部とあるので350人を超えて児童・生徒数がいる。各教科及び自立活動の指導に当たっては、子ども一人一人の実態等に即した個別の指導計画を作成し指導。実際の生活場面に即しながら、繰り返して学習することにより、例えば、自分の意思を伝えることや身近な日常生活における行動など、日常生活や社会生活を送る上で必要な知識や技能等を身に付けられるようにする継続的、段階的な指導を行っている。終えて、移動して議員交流会へ。原田議員と合流し全国から議員が集まり、基調講演を聞き各分科会へ。講演・交流会とも有意義で深い交流ができた。29度で暑い中、夕方5時近くまでの研修を終えて夜午後10時過ぎに到着。お疲れ様。

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