5月28日(火)中央集権

 予報通り朝から雨。台風1号の報道もあったので強い雨だと構えていたが、思ったより弱い。河北新報東京検分録『食料危機対策法案 生産者に罰金刑は違和感』に目が止まる。20日以降連日鈴木宣弘先生著者を読んでいるためか一層強く感じる。凶作や有事で食料危機に陥った際、政府が生産者らに増産や作付け転換を指示できる食料供給困難事態対策法案が23日、衆院で可決された。法案は政府指示に従わない場合、生産者らに罰金を科す規定が盛り込まれている。不測の事態に当たって本来、協力をお願いされる立場のはずの生産者が、刑事罰を科されかねない法案には、違和感を抱かざるを得ないと。まさにその通りだ。法案は、コメや小麦、大豆などの供給が大幅に不足する際、政府が生産者や販売事業者に生産計画の作成、提出を指示し、従わない場合は20万円以下の罰金を科すとし、農水委参考人質疑で田代洋一横浜国立大名誉教授は寓話(北風のペナルティーを科すことで生産への期待をするのか、太陽のインセンティブで促進するのか、よく考える必要がある)で再考を促したという。農業消滅の危機で政府は何のインセンティブの具体例を示さずにペナルティーとはお粗末だ。生産性や現場の意見を聞き広く周知徹底し合意を得てからが筋ではないか。本末転倒な生産者への罰金刑だ。
 さて、来月10日開会予定の第2回定例会を前に混沌とした動きが見える。組織強化やスキルアップが欠かせないと痛感。さらに昨日の日本経済新聞『Z世代1800万人の潜在力 若者のスキル、「共有」時代』の通りだと思う。先日の議員交流会の件と雨のため早めの運動を行い、午後から市役所へ。夕方から、牧浜地区コミュニティ支援で懇談。まだ雨が降っているが、今夜は、低気圧が近づくため、宮城県内は次第に雨脚が強まり、東部では夜遅くから29日未明にかけて雷を伴い、1時間に40ミリの激しい雨の降る所があるでしょう。警報級の大雨となるおそれがあるため、夜遅くから29日明け方まで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒を呼びかけている。この自然を相手に頑張っている農林水産業をしっかりと応援して行く。おっ、感染症や災害など重大な事態が発生した場合に、国が自治体に必要な指示ができる特例を盛り込んだ地方自治法の改正案は、本日の衆議院総務委員会で、国に国会への事後報告を義務づける修正を加えたうえで、賛成多数で可決し衆議院本会議で採決へとNHKニュース。地方分権との関係を明確に。

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