6月5日(水)脱却
厚生労働省が本日発表した2023年の合計特殊出生率は1999年以来、24年ぶりに全都道府県で前年を下回った。1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す合計特殊出生率は1.20で、22年の1.26を下回り、過去最低を更新した。低下は8年連続の72万7227人で、同様に過去最少を更新。出生数から死亡数を引いた人口自然減は過去最大の84万8659人で、少子化と人口減少に歯止めがかからない現状が浮き彫りになった。なかでも深刻なのは東京都の0.99で、全国でただひとつ1を割り込んだ。未婚や晩婚の影響に加え、子育ての時間や住まいの余裕が乏しいことが背景にあるようだ。ちなみに、東京都がワースト1、2位が北海道1.06、3位が宮城県1.07となっている。最高1位は沖縄県1.60、2位長崎県と宮崎県が同率1.49。人口減少に歯止めが掛からない1つの要因だ。
さて、国土交通省が昨日、トヨタ自動車に立ち入り検査に入った。宮城県大衡村にあるトヨタの工場では3車種の生産が停止されている状態だ。顧客対応に追われる販売店からは、自動車業界で相次ぐ不正に憤りの声が上がっているという報道。それにしても、食品表示の偽装や粉飾決算、リコール隠し……。企業はなぜ、不正に手を染めるのか。さらに、政治、地方にまで影響が及ぶ。マイナス面からの脱却で映画上映会の件で教育委員会生涯学習課へ随行し懇談。午後からも別件で懇談したが、中々脱却へとは運ばないものだ。いよいよ明日、議会運営委員会が開催され、第2回定例会へ。明後日7日付けで最大会派から新人3人で抜ける連絡をいただいた。ほかにも2人。明日午後からが1つ目のキーポイントになり得る。未来志向の負からの脱却に期待したい。