9月23日(月)受忍

 日本経済新聞春秋に『受忍(じゅにん)」』が掲載。受忍いとは被害を受けても耐え忍ぶことだ。社会通念上、我慢できる程度を受忍限度といい、その範囲なら国の補償は不要という論理に使われる。コロナ禍の休業要請で議論されたが、古くは先の大戦での一般国民の被害も我慢すべきものとされ、補償は十分でない。戦争のような国の存亡がかかる事態では、国民すべてが多かれ少なかれ犠牲を余儀なくされる。だから国民はみな等しく我慢すべきで、国の補償は必要ない…。「受忍論」と呼ばれる最高裁の考え方でこれを政府は楯に国家補償の負担を抑えてきたと。元旦の能登地震に今度は能登豪雨、で地震復旧を直撃している。地盤脆弱で複合災害で避難の難しさ浮き彫りにしている。豪雨による死者は計6人で珠洲と輪島、能登の3市町で少なくとも8人が不明。道路寸断による孤立集落は3市町で計115カ所に上り、県などが復旧を急いでいるという。
 さて、午前中からお彼岸で切れ目なく、焼香へおいでいただき話が弾む。薬や病院、年金などなど。時代も大きく変わって働き方やライフスタイルも大きく変わってきた。同紙に『多彩な興味 満たす「副業家」 IT・農業・教育 同じ熱量で』と、千葉県印西市に住む中村龍太さん(60)の肩書は多彩だ。ソフトウエア開発のサイボウズ執行役員、フリースクールを運営する一般社団法人理事、自身が立ち上げた会社の代表。自宅近くの畑でニンジンを栽培する農家でもある。職業を問われると「複業家です」と答えている。日によって異なる仕事に取り組み、「趣味と仕事の境がない」と笑顔をみせる。最初からこうした働き方を目指していたわけではない。きっかけは会社員としの「挫折」だったと。石巻市の不登校やフリースクールなど今度の一般質問でも議論されていただいた。結びに興味のある仕事に囲まれて自分らしい働き方を続けていると。それが一番大事かもしれない。夕方、パソコンの件で区長さん宅へ。自宅に戻ると、立憲新代表選決選投票で枝野氏上回り野田元首相に決まったと。自民党も27日総裁が決定する。

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