11月3日(日)文化の日
文化の日の朝は、昨日と違って晴天だ。日本経済新聞社説に『社説]不登校の急増が迫る学校改革』が掲載された。自死、闇バイトや不登校など文化の日だからこそ考えてみたい。社説は、登校できず、十分な学びを享受できない子どもをこれ以上、増やしてはならない。文部科学省の調査によると、2023年度は30日以上欠席した不登校の小中学生が過去最多の34万人に達した。増加は11年連続で、不登校の低年齢化と長期化が進む。少子化が加速し一人ひとりの能力向上が大切な今の日本で、これほど多くの子どもが学校離れを起こしているのは深刻な事態だ。国と自治体は子どもたちの学びの保障に全力を挙げてもらいたいと。不登校の小中学生の数は過去5年で約2倍に膨らんだ。新型コロナウイルス禍の長期休校による生活リズムの乱れなどが大きく影響したのは確かだ。だが、教員の若返りに起因する指導力の低下や子どもに向き合う時間の不足も背景にあるのではないか。学校の人員体制も含めた検証が待たれる。調査結果によると、23年度に不登校になった子どもの3割が「学校生活に対してやる気が出ない」などの相談をしていた。学業不振が見られたケースも目立つ。求められるのは学校の改革である。教え方を工夫し、理解度に応じた宿題や補習を提供することで授業が分からず取り残される子どもをなくす。学力の保障によって不登校は減らせることを、教員や教育行政は再認識してほしい。23年度はいじめの認知件数も過去最多で、被害が深刻な「いじめ重大事態」が初めて1000件を超えた。早期の発見と対処が進んだ面もあるが、誰もが安心して過ごせる学校づくりは道半ばだ。様々な事情で登校が難しい児童生徒も増えており、学校外の学習機会の充実は急務だ。千葉県は6月から中学生向けに授業のオンライン配信を始めた。市町村によって教科書が違う難しさもあるが、良質な学びを保障するうえでデジタル技術の活用は有効だろう。結びに、子どもが不登校になったときの保護者の負担と不安は大きい。自治体は相談体制を強化し、学校外の学びの場の紹介などのニーズに親身に応えることが望まれると。石巻市も多く370人にのぼる。フリースクールや学校改革など抜本的な改革が必要だ。
さて、午前9時30分から、「かほく産業まつり」が石巻市河北総合センター屋外でセレモニー。友好姉妹都市山形県河北町からも応援、代表するセリをはじめ新鮮な農林水産物や加工品が勢ぞろいする秋のお祭りだ。1300の白バイにも乗せていただき250キロの重さとスロットを回すと凄い。室内に入り、「かほく産業まつり」と併せて「かほく文化祭」。移動して、環境フェア2024が、マルホンまきあーとテラスで開催。午前10時30分から令和6年度「まちや川をきれいにする運動」作文・ポスターコンクールの表彰式。表彰された作品に毎年ながら「美しいまちづくり・美しい北上川」をテーマに市内の小・中学生の純粋な指摘に応えていきたい。その後、各コーナーをスタンプラリーで回った。その後、石巻市博物館の開館3周年記念イベントへ。今年で没後80年を迎える石巻ゆかりの漆芸家 太齋春夫さんの没後80年を迎え、石巻市博物館で所蔵する太齋春夫作品5点の展示(11月4日まで)。太齋春夫は漆技法の開拓者として知られ、高橋英吉とは同じ時代を生き、互いに助け合った仲だったという。残念なことに太齋春夫も高橋英吉の後を追う様に、太平洋戦争に従軍し、戦地で亡くなったと記してあった。続いて、あゆみ野近隣公園で特定非営利活動法人 乳幼児保育園ミルク主催の『大秋まつり(地域と共に)』が青空のもとで盛大に行われている。出店コーナーや子どものひろばもあり、地域とのつながりを感じることができた。午後2時、マンガッタン文化祭2024~~オカシな!?ミュージアム~ 11月3日は「まんがの日」にちなみ、文化祭。今年の文化祭のテーマは「オカシ」!?オカシでいっぱいの少しオカシな文化祭。なんと入口に「祝来館者400万人達成‼︎』のくす玉が開いてあった。おめでとうございます。歩いて、旧観慶丸商店へ。1階文化交流スペースで、あっぷるじゃんぷとあっぷるぷらすによる「あっぷる作品展」を見学。作品展と共に、恒例で似顔絵コーナーで描いていただいた。旧観慶丸商店2階では特集展「渡波・流留塩田の歴史」が開催され併せて浅井元義スケッチ展 第6期 橋の見える風景」開催されている。塩田は歴史愛好家としては当時の作業風景などの写真をもとに、どのような作業をしていたのかをたどる内容になっていて分かりやすい。一方、変わりゆく石巻の風景を描き続けた浅井元義さんの作品には興味がそそられる。是非、ご見学されて見て欲しい。文化を感じながら考察もでき、お疲れ様。