11月19日(火)SNS
昨日からの続き、日本経済新聞社説『SNS選挙の功罪突きつけた兵庫知事選』が本日掲載された。日本でもSNSが選挙結果に影響を及ぼす画期になったといえよう。兵庫県知事選で前知事の斎藤元彦氏が動画発信を駆使し、再選を果たした。事前の予想を覆した異例の選挙戦は、SNS選挙の功罪を如実に突きつけた。斎藤氏は元幹部職員による自らへの告発文書を公益通報として扱わず、県議会が不信任を決議して失職した。職員は処分された後に亡くなり、県政は混乱した。私たちは斎藤氏に道義的、政治的責任があると考え、職を辞すよう求めてきた。文書問題は県議会の調査特別委員会(百条委員会)や県の第三者委員会で調査が続く。一連の対応に法的責任はないか、しっかり解明してほしい。選挙戦では真偽不明の情報も飛び交った。若い有権者も情報の真偽を確かめる努力はしていよう。ただ、SNSの情報はアルゴリズムの性格上、自分の好みに偏りやすく、偽情報対策が一層重要になる。既存のメディアも、公平性を保ちつつ、SNSを情報源とする有権者にどのように良質の情報を届けるかが問われている。斎藤氏の街頭演説はイベントのように「サイトウ」コールに沸いた。SNSでファンになり、聖地を巡礼する「推し活」に似た現象だ。これは一面では、民主主義にとって重要な市民の自発的な政治参加とみることもできる。一方で、推し活は度が過ぎると「ファンダム」と呼ばれる熱狂的な集団になり、反対する勢力を排除する傾向をみせることがある。米国のトランプ氏支持派はその一例だろう。米大統領選のように、敵か味方か、二者択一を迫る選挙は、こうした「ファンダム選挙」に陥りやすい。日本では1人を選ぶ自治体の首長選挙が該当する。そこから分断の芽を広げぬよう、SNS選挙の功罪を踏まえ、その質を高めていく方策を考えるときである。また、記事にも『SNS選挙3つの「着火点」』で、街頭演説の動画がSNSで拡散したことが大きな力となった。データを分析すると、斎藤氏支持の投稿が拡散した3つのタイミングが浮かび上がったと分析していた。
さて、会派室で会派視察を含め整理して提出。会派説明会の件で日程調整し賀詞交換会の件で秘書広報課へ。久しぶりに偶然、特定非営利活動法人いしのまき環境ネット事務局長の川村久美さんと会い建築家・野菜ソムリエの星昭一さんをご紹介いただいた。11月25日午後5時から順にスパイスガーデンで『仙台白菜 松島純二号賞味会』を開催。大正末から昭和にかけて宮城県は日本一の白菜産地だったと。仙台白菜として出荷されておりましたが、その主力品種が大正13年に渡辺採種場により育成され松島湾内の桂島で採種された松島純二号で最も寿命の長い固定種中の優品!生育の早い中型種だと。環境とSDGsを考慮したみずみずしい白菜を是非、ご賞味を。チラシをSNSにアップして参加を促した。今月3度目のメンズカーブスに行き遅めのランチで懇談。その後、中心市街地で久しぶりに懇談。自宅に戻り気になっていたニュースを見た。大郷町が計画するスポーツパーク構想の町民アンケートで、住民の半数が構想に賛成した結果を田中学町長が議会に説明。これに対し一部の議員から「アンケートの回答率が47%と低く、町民への説明が不足している」また、4割近くの町民が「スポーツパーク構想をやめたほうがよい」と回答しているなどとして計画に反対する意見が出たと。田中学大郷町長「どんな障害、弊害があろうが、この事業を進めて参ります」と述べていた。町は工事の概算金額が分かる2月ごろに、改めて議会の理解を得たいとしている。当市も6月議会で石巻市総合運動公園に整備を目指す陸上競技場について、市は調査設計費を含む事業費の試算を72億6千万円と示し財政状況に見合わない規模なので質疑が多かった。今後、整備手法を見直し、事業費圧縮を図る方針で7月を予定していた整備基本計画の策定は来年3月となっている。下手をすれば、SNSの着火点になり得る。身の丈にあったしっかりとした判断を求めたい。