11月20日(水)言葉

 朝は、今期1番の寒さ。谷川俊太郎さんの訃報を各紙が取り上げていたが、日本経済新聞春秋に『オッス、チュー、カアコ。1970年代の鎌倉を舞台に、夢を追う3人の若者を描いたドラマが「俺たちの朝」だ。冒頭と最後には主題歌が流れる。「答を知らぬきみにできるのはただ/明けてゆく青空に問いかけること」。印象に残る歌詞は谷川俊太郎さんが書いた。詩人として先鋭的な作品を発表する一方で、アニメ「鉄腕アトム」の主題歌や合唱曲、子どもに読み聞かせる絵本と、耳で聞いても伝わる作品を多く手がけている』と。リアルタイムで歌っていた鉄腕アトムの主題歌まで作っていたとは今更ながら驚いた。絵本のスイミーなど言葉の魔術師のようだ。春秋には、中島みゆきさんが大学の卒論で好きな作家として谷川俊太郎さんをテーマに選んだことも紹介してある。改めて個人を偲んで合掌。
 さて、「令和6年度石巻市イクボス研修」が、石巻市防災センター多目的ホールで午後1時30分から開催、岡復興企画部長挨拶。講師は、特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン東北 代表理事 竹下小百合氏の講演。はじめジャンケンと自己紹介し①『イクボスとは』、職場で共に働く部下や同僚のワーク・ライフ・バランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(代表者・管理職)のこと。イクボスの十か条(隗より始めよ)②『働き方の課題と現状は』、昭和・平成・令和の変化で大きく変わったのは2016年4月女性活躍推進法施行2022年4月育児・介護休業法の法改正。時代が、気合と根性から、共感型へ。価値観や仕事のやり方、男女の役割意識をチェンジする必要がある。就活・少子高齢化(未婚化・晩婚化・コロナ感染の不安・経済状況からの不安)・女性活躍(ハオドルガチャ、社会との繋がり、家庭人以外の自分を持ちたい、子育てで働き方を変えなくてはいけない。マミートラック男性はパピートラックそこため定期的に相談)介護社会(シニア先進国。介護は約8割が女性、家族の介護をしつつ働ける働き)。③『男性育休は』、少しづつ上がってきている。2022年17.13%から2025年30%の政府目標。取得前と取得後の課題として申し訳ないという気持ちと復職後の不安。子どもの不登校→働くって何だろう。男性育休者の声(育休うつ経験者)決してママだけがなるものではないという理解が必要。取得率が上がらない→育休取得しやすい環境(上司の声がけ、ロールモデル、同僚の理解・応援など)。育休後の雰囲気→父親の育休取得後の効果→意識の向上。④『イクボスとなるため(ワーク)』4人の部下をもつ上司、どの部下を選ぶか。属性だけで判断せず「私生活情報」社員のモチベーションアップや共感と感謝し聞くではなく聴くという姿勢。コミュニケーション、面談ロールプレイング3人1組で実施。イクボス日々、改善提案、まとめとして急な時こそ段取り業務遂行。マネジャーからプレヤーへ。ジェネレーションギャップを自ら取っ払う。私は、今から出来る行動として(仕事・私生活)。午後6時からマルホンまきあーとテラス 小ホールで県内3番目の『石巻市イクボス宣言式』。イクボスの対面ロールプレイングで特段に感じたことは、言葉の大事さだ。共感と感謝、もっと谷川俊太郎作品を読んでおけばと思った。

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