12月23日(月)ご縁

 日本経済新聞社説「日本の半導体は復活できるか正念場だ」は、日本の半導体産業が復活に向けて正念場を迎えている。東芝から分かれ出たキオクシアホールディングスは18日株式上場を果たしたが、メモリー市況の停滞を受け、初値は公開価格を下回った。官民の支援や出資で発足したラピダスもパイロット生産の開始が2025年春に迫った。最先端の微細回路で描くロジック半導体の円滑な量産につなげられるか、いよいよ真価が問われると。息子が、10月に、オランダで開催されたPIC Summit Europe 2024に出席した。詳しくはないが、デジタル時代の「頭脳」である半導体の重要性は増すばかりだ。政府も予算計上すると石破総理が答弁したが、資金は重要だが、一度は没落した日本の半導体が復活するには相当の努力と新発想で取り組む必要がある。社説では、1.行きすぎた自前主義の是正。だ(外との協業に背を向けるようでは復活は難しい)。外部と連携して価値創造するオープンイノベーションの巧拙がカギを握る。2.日本企業にありがちな技術偏重から脱し、マーケティング(用途開発)重視にカジを切ること。3.台湾積体電路製造(TSMC)や韓国サムスン電子などの巨人と正面からぶつかるのを避ける戦略性(半導体市場の急速な成長を考えれば、大手との住み分けは十分に可能だろう)。結びで、半導体への巨額の公的助成については賛否がある。政府の関与が呼び水となり、民間からの投資が合流し、半導体についての技術や人材、生産の基盤が強化される展開にしないといけない。25年はその一歩を踏み出す年になると。技術やものづくり日本の本来の形を取り戻すように期待したい。河北新報の1面に『ナノテラス 活用促進策 利用率1割』と残念な状況に仙台市がテコ入れに乗り出すと。宮城県も含め利活用願いたい。
 さて、遺構大川小学校の件でいろいろな意見を頂戴した。ワンウェイや負の思考ではなく小さな尊い命がいかされるように努力したい。震災で地元から離れることになった方々と懇談。いろいろ思いが募る。義弟の家にお邪魔した後に11日の月命日に道の駅硯上の里おがつでお会いした河北新報の水内記者からの確認電話。朝から全て繋がり、不思議なご縁を感じた。

コメントは受け付けていません