12月28日(土)一丸
あと3日で今年も終わりだと思うと慌ただしいと感じていたら日本経済新聞春秋が後押しする。『1年の終わりが迫ってきた。忙中、反省会を開いた職場や組織もあるだろうか。来し方を振り返る。みずからの行いを省(かえり)みる。そんな時期である。失敗から学ぶことで次の年を実り多きものに。「過ちて改めざる、これを過ちという」。論語の有名な一節をかみしめる。この組織も同じなのだろうか。最高検がおととい、再審で無罪となった袴田巌さんの捜査や公判の検証結果を公表した。世界に報じられた冤罪事事件はなぜ起き、救済に半世紀以上要したのか』と。
さて、地元紙に『石巻地方3市町で仕事納め 能登支援など、ねぎらう』とご用納めの記事が載っていた。石巻市は市議会議場で仕事納め式を開き、斎藤正美市長が幹部職員約50人にあいさつした。斎藤市長は能登半島地震の物資支援や職員派遣を振り返り「これからもできる限りのことをする。皆さんも一丸となって取り組んでほしい」と語った。4月に発覚した官製談合事件について「深く反省して襟を正し、再発防止に努めるよう肝に銘じてほしい」と強調。ふるさと納税やまちづくり協議会の設立といった事業の推進に感謝し「住むことに誇りを持てるまちの実現に向け、オール市民で取り組む」と述べたと。このことも含めいろいろ年末のご挨拶で尋ねられる。先の春秋に『思い巡らす年の瀬』と結んでいたが、振り返りながら思いも募る。年明け4月に執行される市長選にも話題が出ている。「出るんでしょう」「出て」などの声やエールをいただくが、出馬する予定は勿論ない。しっかりと自分事として向き合いたい。