1月2日(木)政策

 新年2日で新聞は休刊。元旦の大量な情報に目をゆっくり通す。石巻かほくの6回シリーズで、『考えよう地域交通 第1部 生活の足は今 (1)苦境 バス利用、市民の1%』は前期に引き続き市議会でも地域交通は喫緊の課題として特別委員会が設置されている。地方の路線バスや鉄道が存続の危機にある。人口減や過疎化で利用者の減少が止まらない。一方で、それを命綱にする住民が確かにいる。石巻地方の移動手段を巡る動き、官民の取り組みを追い、地域交通の未来を考えると。半島部からの約36キロを1時間かけて走ったバスの乗客は6人だった。昨年12月25日、午前7時20分発のミヤコーバス鮎川線の地元の実例を通じて記載してあった。今同時並行に読んでいる『持続可能な交通まちづくり―欧州の実践に学ぶ』 (ちくま新書)宇都宮浄人・柴山多佳児 著者も参考にしながらタイムリーだ。柴山さんは元総務部長に長男で市の公共交通アドバイザーを行なっている。欧州では、大都市も地方都市も、街の空間を再編し、多様な移動の選択肢を提示することで豊かな生活を実現しつつある。これはEUが提示した「持続可能な都市モビリティ計画(SUMP)」に基づく交通まちづくりの成果といえる。欧州の事例をそのまま日本には適用できなくとも、良いところを学ぶことで活力を取り戻せるはずと謳っている。何か参考にしたい。
 さて、午前中は従兄弟にご年始のご挨拶、弟夫婦と姪っ子がご挨拶に来た。午後からは、菩提寺の曹洞宗円通山吉祥寺へ御年始と併せて證真院法雲順永大姉(阿部はつの50回忌)、菩提院智月妙光大姉(阿部和子3回忌)の正当御命日の塔婆供養実施日など懇談。月日の流れは早い。菩提寺から帰宅して、思いつくままに書初めを行った。終えて削除し残った「政清人和」(政治が清廉潔白であれば、人民は穏やかに平和に暮らすることができる)、「仁政」(恵み深く、思いやりのある政治)と「協心」(心を合わせること、協力同心すること)。昭和100年、戦後80年の節目の年に本来の日本人の心・原点へ回帰したい。

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