1月3日(金)ロマン
元日に日本経済新聞に掲載された『漫画から描く地方創生』。会派で観光地化で先行するのは境港市、水木しげるさんの地元「ゲゲゲの鬼太郎」を視察。2012年に「まんが王国とっとり」を宣言して久しいが、さらに、石巻市も石ノ森萬画館でインバウンドはじめ地域振興に活用したい。漫画を生かした観光誘客に加え、ふるさと納税、人材育成など、漫画のソフトパワーを生かし地域経済の活性化を目指す自治体が増えている。ハコモノの整備だけでなく、作品の吸引力や作者の地元愛を生かすアイデアが欠かせない。日本の漫画市場は4年連続で過去最高を更新している。紙媒体と電子媒体を合わせた販売額の総額は推定7000億円(2023年時点)に迫り、国を代表する巨大産業に成長した。こうしたなか、作者ゆかりの地で活性化を図る取り組みが各地で盛り上がりを見せる。漫画を通じた地方創生の挑戦は興味深い。
さて、娘を送った後に自宅に戻り来客と懇談。いろいろ見えない部分が繋がって、なるほどと感じた。本日の同紙春秋に、放送作家や作詞家として知られた永六輔さんに、「一泊二食三千円」というエッセー集がある。1年のうち3分の2を旅先で過ごし、老舗旅館から安ホテルまでさまざまな宿に泊まった。その中で、これが「もっとも旅行を楽しみやすい、適当な値段」に思えたと記す。ふつうの人が無理なく出せ、簡単に見つかり泊まって快適くらいの意味か。同書の出版は51年前。そのころの大卒初任給が8万円、今年度はその3倍ほどなので、これをもとに考えるなら今だと1泊2食9千円となると。いみ、ビジネスホテルの素泊まりでも2万円を超える物価高と展開していく。そういえば、TBSラジオの人気番組「誰かとどこかで…七円の唄」をリアルタイムで聞いていた。葉書が7円だったのが現在85円、見えない部分の水面下ではいろいろなことが複雑に絡んでいる。スッキリと可視化したいものだ。春秋は『「知らない街を 歩いてみたい」。永さんが詞で描いたような好奇心を物価高で諦めませぬよう。』と。漫画やアニメはロマンや夢があっていい。大きくコラボできる街にしたい。娘を迎えながら予約していた初売り店へ。例年より活気がないという声を聞く。ルールだからだが4月の市議補選はいらない、5〜6人減らすことが必要だがという声を聞いた。厳しい状況下、痛みは先ず議員からだ。