1月7日(火)今ここ

 今の日本に必要なのは、国民一人ひとりが個性や能力を存分に発揮し、生き方や働き方を自由に選択できる社会だ。人口減と高齢化が進む令和の時代には、その重要性がいっそう高まる。女性あるいは男性だから、高齢者だから。そんな決めつけはもういらない。昭和から続く固定的・画一的な慣習や制度から、決別するときだと日本経済新聞社説。多様な生き方へ社会の懐を広げよという昭和100年変化に挑むだ。結びに、日本社会に閉塞感が漂うのは、人が十分に可能性を開花できていないことが大きな要因の一つだろう。誰もが自らの意思で能力を磨き、正当な評価を得られる仕組みを築く。その先に少子化を乗り越えて活力ある社会が見えてくると。
 さて、午前中に「前後際断」を教えていただいた。我が菩提寺の曹洞宗の開祖である道元禅師「正法眼蔵」にもある。私たちはとかく過去を引きずり未来を心配することで、そこから悩みや不安が生じ自分のエネルギーが分散される。「今ここ」目の前に集中せよ。過去がどうあれ比較せず、今後どうなるかと明日を心配せず、自分のもつ全てのエネルギーを今ここに集中して注ぐことが大事でこの一日の生命は尊ぶべきだと。午後から市役所、諸課題も今ここを大事にしながら対応。嬉しいことに終えてからタイミングよく昨日、陸上養殖など担い手と進めたいとお話ししたら早速、厳しい漁家経営の対応で若手である担い手からの相談。希望の持てる基盤構築のために力を注ぎたい。

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