1月9日(木)意見発表
朝、心配していた雪、我が家付近はほとんど無しでホッとした。午前9時半過ぎにマルホンまきあーとテラスへ。「第43回石巻地区消防職員意見発表会」が、開かれた。理事長である石巻市長挨拶・審査員紹介があり、石巻地区消防本部の中堅職員(29歳〜35歳)6人が5分間でそれぞれ体験に基づいて意見を発表した。住民の災害時の避難場所に逃げ遅れゼロや、火災に対する危機管理の向上する防災教育、救命士の経験から救急情報連絡アプリ、サバイバル防火教育から犠牲者ゼロの未来、消防活動におけるSDS作成、いざという時の備え消化器設置の動画QRコードパンフレットなどを提案した。休憩・審査の結果、最優秀賞には石巻東消防署佐々木清将さんの「目で見て感じる防火教育」が選ばれた。佐々木さんは1月23日に仙台市消防局で開かれる県大会に出場する。ご苦労様でした。ランチ後に司法書士さんに寄り、近くまで来たので伝えたいことがあってMAGATAMAマスター講師村上さん宅へ。郷土史家として、実は「平成」の元号、小渕議員が「平成」と書かれた色紙の収められた額を掲げるシーンで「平成おじさん」として広く知られるようになったが、史記の五帝本紀及び書経の大禹謨中の「内平かに外成る(史記)地平らかに天成る(書経)」という文言の中から引用したものとし、この「平成」には、国の内外にも天地にも平和が達成されるという意味がこめられており、これからの新しい時代の元号とするに最もふさわしいものであるとしていた。が、実は戦後の高度成長から一変して先行き不透明で不安な空気になったのが、「平成」。バブル経済崩壊から経済は低迷し「失われた30年」と呼ばれる。事象も阪神淡路大震災、ニューヨーク同日多発テロ、東日本大震災、福島原発事故などなど暗いニュースが多く、何とも言えない暗い空気で心の病が増えたのもその煽りを受けてのことだと。「平成」の「平」という字をよく見ると「一(い)・八(わ)・十(と)」に分けられ、「岩戸・成る」という暗号が隠されている。つまり「天の岩戸隠れ神話」を意味する。伝えた後に話が弾み大変有意義な時間を共有し、新たな課題(ミッション)をいただいた。「神代」の時代にあたりまえだった日本人の誇りを取り戻したい。終えて、猛吹雪の中、渡波へ。いろいろお話しできて外に出ると吹雪も止みエールをいただいたような気がした。本年も頑張るぞ、と決意も新たに。自宅に戻って、日本経済新聞春秋に『「東ニ病気ノコドモアレバ 行ツテ看病シテヤリ…」哲学者の谷川徹三は宮沢賢治が病床で綴った「雨ニモマケズ」について語っている』と。昼間、宮沢賢治について大川小学校の件で話したばかりだったのでまた繋がったとほくそ笑んでしまった。しっかりと点と点を結んで花開かせたい。