3月15日(土)策
日本経済新聞1面『奨学金肩代わり若者呼ぶ 返還支援自治体、5年で倍』とデータで読む地域再生。大学時代などに借りた奨学金の返還を肩代わりする自治体が増えている。2024年度には全体の半数近い816市区町村が支援制度を設けており、5年間で倍増した。地元での居住や勤務を条件にすることで、若年人口の定着や人手不足の解消につなげる。山形県は全35市町村が導入しており、鶴岡市は独自施策と合わせて最大約200万円を給付すると。奨学金の返還を肩代わりする制度の導入が東北地方で広がっている。支援制度のある市区町村の割合を2024年6月時点で都道府県別に集計したところ、山形県は100%で全国1位だった。秋田県が2位、岩手県も4位に入った。山形県は奨学金の返還支援を、県内全市町村とオール山形で一体的に取り組んできた。吉村美栄子知事は「県が旗振り役となり、すべての市町村に参画してもらったと。少子化・人口減少対策への奨学金肩代わりだ。
さて、朝一弥生も15日、ウォーキングしながら小積浜五十鈴神社参拝。1月末に伊東市で椿が、1ヵ月半遅れで花咲いていた。午前9時に石巻市博物館で本日より毛利コレクション特集展「仙台藩の鋳銭場」が開催(7月6日まで)。仙台藩の鋳銭場といえば、寛永通宝や仙台通宝といった、江戸時代のお金が断続的につくられていた。享保11年(1726)仙台藩5代藩主伊達吉村が、財政難から脱却するため、幕府へ鋳銭願いを出し、許可されたことが石巻の鋳銭場の始まり、設置された理由は、舟運・海運を使って鋳銭に必要な燃料を集め、出来上がったお金を江戸へ運送することができたからだ。発掘された鉄銭、銅銭の製造過程が描かれた「石巻鋳銭場工程絵巻」、役人が残した古文書など、石巻の鋳銭場に関わる資料に加え、各地の藩札、絵銭、両替に関わる道具も展示。「ワークシートさがそう!いせんばのどうぐ」にチャレンジすると石巻市博物館のロゴマークのシールが貰える。NHK大河ドラマ「べらぼう」で、田沼意次(渡辺謙)が、仙台藩が鉄銭を作ってボロ儲けしていると言って、それがその後大変な騒ぎになっていく…タイムリーな企画だ。続けて、第12回声香社書道展を米倉聲香先生のご案内で見学。小中学生、高校生・一般の生徒さんの作品と先生のチャレンジ精神旺盛な墨象や源氏物語などかな文字などご紹介いただいた。先生の「発想豊かに楽しんで」の挨拶文は教室を始めて45年の思いが伝わってくる。書きたいように書いて、私は私よと開き直って書いてみるかなぁと思いつつ、メンズカーブス。その後、宮城野書人会書展・第23回学生展がナリサワ・カルチャーギャラリーで開催(16日まで)。近代詩文や墨象、かな、漢字などの力作に見入ってしまった。恩師雨石先生を思い出し、学生展の入選作など素直で伸び伸びとした線に、やっぱり書きたくなった。自宅に戻り、何枚か筆を走らせる。これだけでスッキリ。