4月7日(月)関心

 日本経済新聞1面『米「鎖国」暗転する世界』の見出しはセンセーショナル。トランプ米政権が関税の壁を築き、世界に背を向け始めた。自由貿易を軸にした共存共栄という米国主導の戦後秩序は、80年目にして転換点を迎えた。米国のつなぎとめが難しくなるなか、世界は多国間の枠組みを守り続けるのか、保護主義の時代に突入するかの岐路に立つ。「我々の国に97%の高関税などない」。トランプ氏の演説を聞いたカンボジアの政府高官は悲痛な声をあげた。根拠を示さぬ計算で米国製品に高水準の関税をかけていると認定された。2日公表された相互関税の税率は49%と、185カ国・地域のうちでも最大級だと。その影響が、週明けの東京株式市場は日中を通じて全面安の展開となり、日経平均株価は先週末より2600円以上下落し、3万1136円58銭で7日の取り引きを終えた。終値としては株価が4000円以上の急落となった去年8月、1987年のいわゆるブラックマンデーの翌日に次いで、過去3番目に大きい下落幅となったと。どう展開するか注視していきたい。
 さて、週明けで諸課題が多い。杞憂ではないが、先行き不透明すぎる。そんな中で、任期満了に伴う石巻市長選(20日告示、27日投開票)で、再選を目指す無所属現職の斎藤正美市長の後援会総決起集会が話題となっている。当日は、従兄弟の葬儀告別式で出席出来なかったが、選挙戦になるようだ。併せて市議補選があるが、全く感心がないようだ。市長選の盛り上がりも無いままの補選では投票率が気になる。この投票率が明暗を分けるのだろう。昨日、元職の事務所開きと新人の決起大会があったようだ。12日に開催する神社例大祭の準備し粛々と経緯を見守りたい。

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