5月10日(土)古代史

 日本経済新聞に面白い記事が2つ。1つ目は、文化面で『ゲノム解析、日本人の起源探る』。最新のゲノム解析を用いて日本人の起源を探る「古代DNA―日本人のきた道―」展が、東京都台東区の国立科学博物館で開催中だ。発掘された人骨、DNA情報に基づき復元した古代人の顔の模型、土偶などの考古資料を展示。旧石器時代から古墳時代まで、従来説より複雑だと判明した日本人の成立シナリオを紹介する。アフリカを出発した現生人類ホモ・サピエンスが日本列島に到達したのは4万年前の旧石器時代後期とされる。その実態は謎に包まれていたが近年、沖縄県石垣島の保竿根田原洞穴遺跡(白保遺跡)で、旧石器時代の人骨が次々と見つかったといろいろ紹介してあり興味深い。2つ目が、データで読む地域再生で『移住呼ぶ「街推し」の輪』だ。住民でないのに特別な思い入れで地域と継続的に関わる人たちを指す「関係人口」に、全国の自治体が熱視線を注ぐ。観光やふるさと納税などのリピーターとして我がまちを「推し」てもらい、移住につながる可能性も期待する。関係人口を創出・拡大する行政サービスに取り組む自治体は全国で8割になった。岡山県西粟倉村はアプリを駆使して住民の1.5倍ほどに関係人口を増やしたというもので、先の市長選でも関係人口に言及されていた。全国最速で人口減少が続く東北地方は関係人口の創出に力を入れる自治体が多い。何らかの政策を実施する県・市町村の比率は東北全体で88.4%に上る。この概念の提唱者である高橋博之氏(雨風太陽社長)も岩手県出身だ。同氏によれば関係人口とは「観光以上、移住未満」のこと。まずはファンづくりから始め、移住に結びつく実例も出ている。北三陸に位置する岩手県野田村の人口は4月30日現在で3873人。「消滅可能性自治体」の1つで事例として紹介されている。
 さて、メンズカーブスで汗を流し、勾玉の校長先生に寄って不可思議な出来事など歴史を検証して東松島市へ。令和7年松島基地観藤会が正午より、航空自衛隊松島基地で開催。石巻市議会から遠藤議長・西條副議長・山口議員と私の4人が出席した。開式の辞、国歌斉唱、渡部松島基地司令挨拶、来賓祝辞(森下衆議院議員・渥美東松島市長・齋藤石巻市長)、来賓紹介、祝電披露、乾杯で歓談、一本締めまで音楽やご挨拶でゆったりと。帰りに藤棚と工作班が作った朱橋のバランスが最高だった。明日の母の日のプレゼントを受け取り、夜は、お通夜へ。

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