5月12日(月)蛇行

 黒潮の流れが大きく湾曲する「黒潮大蛇行」と呼ばれる現象が7年9か月と過去最も長く続いていたが、気象庁は終息に向かいつつあると発表したことについて、時事通信の山田惠資さんがお話ししていた。気象庁によれば2017年8月に紀伊半島から東海にかけての沖合で南に大きく湾曲する流れに変わった。「黒潮大蛇行」と呼ばれるこの現象は先月まで7年9か月続き、気象庁が1965年に統計を取り始めてから最も長くなったが、船や衛星による観測などから元の流れに戻りつつあるという。終息までにはさらに3か月程かかる見通しだ。「黒潮大蛇行」は今回を含めて過去6回観測されていて、7年余り続いたのは黒潮が運ぶ海水量が少なかったことが影響したとみられている。一方、大蛇行が続いていた間に房総半島沖よりも先の流れが東に進まずに北上し、三陸沖ではおととしから去年にかけて海面水温が平年と比べておよそ6度も高くなり水産業に影響が出た。この現象について気象庁は「黒潮大蛇行」の時期に起きやすいものの詳しいことは分かっていないとう。山田さんは、この7年9か月で生態系も変わったのでは?と疑問を投げ掛けていた。さらに、黒潮の流れが変化すると、船の運航のほか、漁場の場所や漁獲できる魚種に影響があるそうだ。
 さて、復興住宅の関係で担当課へ朝一番で伺った。いろいろ諸課題が大きくならなければという思いを込めて対応し会派室で整理。午前10時にNPO法人えがお主催のおしゃべりカフェが蛇田公民館で10時開催。あべもとこさんがご挨拶の後に、NPO法人えがおが昨年5月から1周年を迎えてたことで、発足から参加させていただいていたのでお祝いを述べさせていただいた。その後、リコーダー演奏者(坂本忠厚 氏)とギタリスト(竹俊行 氏)の歌謡曲から童謡、演歌、CMソング、アニメなど参加者が口ずさんで楽しい会となった。早めだったので、メンズカーブスで汗を流し、遅めのランチをいただき、昨日のオープンに行けなかった「川べの文庫」へ。運河交流館で、市民が自由に本を楽しめる空間がオープン。これは、仙台市太白区の川端英子さんが自宅で50年以上主宰してきた「のぞみ文庫」が昨年12月に終了し、運営する市民有志(石巻地方の有志9人)が蔵書の一部を譲り受けたという。子どもから大人まで楽しめる。活字離れに良いロケーションで歯止めが掛かって欲しい。その後、森田具海 写真展「ここで眺める、水俣 そして能登」が石巻 まちに本棚で開催されている(5月25日まで)。昨年2024年8月、九州・福岡を拠点とする出版社「弦書房」から、森田具海の初めてと なる写真集『ここで眺める水俣 あとから来る者たちの場所』が発売された。この刊行を記念してに写真展。鑑賞後、14日の五行歌会の件でご指導をいただきに伺い、準備へ。蛇行せずストレートに表現していきたい。

コメントは受け付けていません