6月23日(日)新たな展開

 『お墓もう守れない「デステック」で弔い』と日本経済新聞1億人の未来図。家の墓を解体し撤去する「墓じまい」が加速している。墓じまいを含む改葬は2023年度に16万6886件。死亡数がピークを迎える40年度は約30万基が消える可能性がある。少子化で墓を守り継ぐのが難しくなり、人工知能(AI)などを使った「Death(デス)テック」が弔いのカタチを変えようとしていると。5月下旬、新緑の木々に覆われた山道を車で進んだ先に「お墓の墓」があった。三重県熊野市にある墓石の安置所だ。墓じまいの後、墓石の一番上に置かれる竿石を引き取って永代供養する。並ぶ墓石は2万基以上。「令和」の文字が刻まれる新しい墓石もある。運営するのは墓石解体業の美匠(奈良県橿原市)。注目すべきは、墓じまいが進み、故人の冥福が失われつつある中で「Deathテック」。AIなどを活用した新たな弔いのカタチ。何とも複雑な思いだ。
 さて、午前中は書類整理など行い、午後2時から令和7年度荻浜地区住民バス運行協議会の総会が荻浜公民館で開催。祝辞で現在の地域公共交通の現状などお話しさせていただいた。議案は全て原案通り可決。その他で道路問題など、ご意見を頂戴した。その後、渡波で懇談。夕方、暑い日が続き、悲しそうに見えていた紫陽花。急な雨でとても嬉しそうに見えた。牡鹿路である県道2号線の紫陽花が鮮やか。元気をいただいた。自宅に戻ると、沖縄は本日、20万人を超える人が亡くなった沖縄戦から80年の「慰霊の日」で、各地で平和への祈りがささげられていると。県主催の「戦後80年沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。石破総理大臣や玉城知事のほか、去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の代表委員を務める田中重光さんや国連の軍縮部門のトップを務める中満泉事務次長も参列し、正午には全員で1分間の黙とうをささげた。このあと玉城知事が「平和宣言」を読み上げ、沖縄戦の記憶を継承するため戦争遺跡群を整備し将来的に世界遺産登録を目指すとしたうえで「戦後90年、100年を見据えた長期的な視点に立ち、沖縄が果たすべき役割を掲げ、世界に発信する」と。昨日、アメリカがイラン攻撃を行った。世界平和を願いつつ厳しい局面を迎えている。ルール・規範遵守で願いたい。

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