7月4日(金)判断

 「消費税の減税か、給付金か」参議院選挙、甘言で選ぶ6年なのか?日本経済新聞佐藤理政治部長の論説に同感。同紙に門間一夫氏『格差是正なくして財政再建なし』。物価高で実質賃金が下がっている。しかも、物価高の中心はエネルギーや食料であり、生活者が実感する物価は統計数値以上に高い。物価には消費税も含まれているので、せめてその分だけでも下げてほしいと感じる国民は少なくないと思われる。野党が消費税の軽減・廃止を主張するのも不思議ではない。一方、政府は消費税率を引き下げない方針だ。消費税は社会保障の財源であるし、税率変更には実務的に時間がかかる。それでも人々の悲鳴は無視できないので、自民党は参議院選挙の公約に、物価高対策としてひとり2万円の給付金、低所得者と子供には2万円の加算を盛り込んだ。消費税率引き下げも給付金支給も財政赤字の拡大につながる政策である。そういう政策を選挙前に競い合う政治情勢に、経済学者や有識者の多くは眉をひそめる。まさに短視眼的なポピュリズムの政治は将来に負担を増やす。しっかりと国の行く末を見つめて欲しい。アメリカトランプ大統領の関税や将来世代の負担など、財政再建も大事な要素だ。
 さて、久しぶりに顔を出して懇談。その後、メンズカーブスで月初の測定して午後から、江戸時代に日本人で初めて世界一周した石巻の千石船「若宮丸」。遭難で亡くなったものとして7回忌に船主の米澤屋平之丞によって建立された「若宮丸遭難供養碑」が禅昌寺にあるというので、お参りに(供養碑は高さ3.23メートル)。終えて、遅めのランチとゆったりと懇談。やっぱり現場の声は良いなぁと実感。夕方、早めに帰宅し草刈りで汗。

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