7月10日(水)知立市

 朝、ホテルから近い、事任神社を参拝。静岡県掛川市にあり、古くから「ことのまま」と読み、願い事がそのまま叶うと言われる言霊の神様を祀る神社として知られている。枕草子にも「ことのま明神」として登場し、古くから信仰を集めている。次に、緑町水天宮を参拝。九州の大名である有馬様のお屋敷にあった水天宮が九代目藩主頼徳公の際に江戸屋敷へ分霊。水天宮はさらに分霊されて掛川の商家にあったものが、平成3年の区画整理でこの地へ鎮座されたとある。歩いていると資料館か呉服問屋かと思い、よく見ると、 清水銀行掛川支店だ。両替の木札から、中を見るとATMが有る。その脇に天正18年(1590)掛川藩主の山内一豊と千代夫人の浮彫刻がある。織田信長の馬揃えの際に、千代夫人が密かに蓄えた黄金で名馬を購入し、一豊に出世の機会をもたらしたという「内助の功」逸話が掲げてあった。移動して愛知県知立市へ。行政視察2日目は、愛知県知立市議会。知立市議会山崎りょうじ議長からご挨拶と知立市について紹介があった。知立市は、愛知県のほぼ中央部に位置し、主要国、県道、名鉄本線、三河線が交差する交通の要衝に位置し名古屋市や刈谷市、豊田市などのベッドタウン。面積16.34 ㎢、人口は、72,183人(2023年8月1日現在)。市花、かきつばた。知立まつり「担ぎ上げ」。東海道39番の宿場町。令和7年度に市制55周年を迎え、まちづくりの方針を定める「第7次知立市総合計画」が新たに始まっている。阿部委員長から挨拶し視察項目は、予算決算委員会の運営方法等について・議会改革の取組についての2項目。「議員が行動する議会」「市民に開かれた議会」「議員が議論する議会」の3つで議会改革。予算・決算委員会設立•H26.8 臨時会全会派一致で常任委員会として設置経緯一括付託への切替え•予算・決算を複数の常任委員会へ分割付託すると、議案不可分・議案一体の原則に抵触するおそれがあり•この課題を解消するため、予算・決算委員会を新設し、すべての予算・決算議案を一括付託分科会による詳細審査•委員会内に3分科会を常設(企画文教分科会、市民福祉分科会、建設水道分科会) •各分科会が自分の所管部局分を分担して調査・審査•分科会では表決を行わず、審査経過を取りまとめ、最終判断は委員会本体で実施構成•全議員議案一体を守り、全議員で責任を持ち、分科会で深掘りする。留意点違法性リスク解消・質向上のメリット。デメリットは、会期調整年次日程固定+連続開催審査日数予備日確保+ICT効率化など。議会議会モニター制度•高校生議会など。議会DX推進PT により、オンラインの利便性と可能性非常時でも「公開を止めない」、「活動を止めない」、「議論を止めない」。質疑応答も活発に行い、議場を見せていただいた。ホテルにチェックインし、夕食まで時間があったので、知立神社を参拝。御祭神は、鸕鷀草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと[初代神武天皇の父君]、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)[主祭神の父君、山幸彦]、玉依比売命(たまよりひめのみこと)[主祭神の妻、神武天皇の母君]、神日本磐餘彦命(かむやまといわれひこのみこと)[初代天皇、神武天皇]。
 知立神社は景行天皇の頃の創建と伝え、以来千年以上にわたりこの碧海地方はもとより広く篤く崇敬を集めてきた。すでに平安時代『延喜式』神名帳にその名が見え、三河国二宮として国司の祭祀を受け、江戸時代には東海道三社の一つに数えられ、東海道を往来する旅人には「まむし除け」のご神徳で知られ各地にご分社ご分霊が勧請された。近代以降においては皇室の祖神をお祀りするご縁から国家安寧・家内安全の神社として、今なお多くの参拝者をお迎えしていると。また、お万の方(長勝院、於義丸)は、徳川家康の側室で、知立神社神主永見貞英の娘(または養女)。知立神社には、お万の方の血筋である永見家が神官を務めていた歴史があり、お万の方の子である永見貞愛が知立神社神主となった。夜は、夕食で反省会。

コメントは受け付けていません