7月22日(火)ダイナマイトドン

 日本経済新聞春秋に、演歌は明治時代に政談演説と同じ流れから生まれてきたもので、壮士節とも呼ばれていた。国会開設を前にした自由民権運動の高まりを背景に、自らの主張を歌の形にした。そのひとつが「ダイナマイト節」。「民権論者の涙の雨で/みがき上げたる大和胆」で始まる。調べに乗せて訴えたのは、国家の利益と国民の幸福の増進。庶民の負担を軽くするよう要求し、欧米列強による治外法権の撤廃を願う気持ちを「夢」という言葉で表現した。物価高に不満が募り、筋の通らないトランプ関税に身構える今日の世相にも通じるだろうか。民意がまたも爆発し、石破茂政権にノーを突きつけた、と。演説ならぬ歌をもって説くというので演歌という新しい言葉ができ、自由民権をうたったものをとくに「自由演歌」といったことは知っていたが、ダイナマイト節をしっかり聴いたことが無かったので、YouTubeで聴いてみた。
『民権論者の 涙の雨で みがき上げたる大和胆
 コクリミンプクゾウシンシテ ミンリョクキュウヨウセ
 もしも成らなきゃ ダイナマイトどん

治外法権 撤去の夢を 見るもうれしいホルトガル
 コクリミンプクゾウシンシテ ミンリョクキュウヨウセ
 もしも成らなきゃ ダイナマイトどん

四千余万の 同胞(そなた)のためにゃ 赤い囚衣(しきせ)も苦にゃならぬ
 コクリミンプクゾウシンシテ ミンリョクキュウヨウセ
 もしも成らなきゃ ダイナマイトどん

悔むまいぞや 苦は楽の種 やがて自由の花が咲く
 コクリミンプクゾウシンシテ ミンリョクキュウヨウセ
 もしも成らなきゃ ダイナマイトどん』
「国利民福増進して民力休養せ」は当時の自由党のキャッチ・フレーズだったようだ。民意の爆発、改革、国も地方も政治の質を高めていく必要がある。
 さて、朝、自宅前で久しぶりにヤマカガシ(シマヘビにも見えるが)と出会う。引き締めて、昨日までの諸課題対応で住宅課など市役所で対応してから東部振興事務所へ。昨日の「海の日」石巻市長浜海岸ビーチクリーンで話題になった砂浜にカキ殻のが打ち上げられていた。先の市議会や7月15日石巻日日新聞・7月19日読売新聞にも取り上げられていた。管理者である宮城県(東部振興事務所水産漁港部)で部長・統括次長と懇談。これまでの経緯と対応など伺った。日よって漂着物の量も大きく変化し注視して対応。今後、県・市と市民が一緒になって最善策を講じていきたい。それにしても昨日のように今日も暑い。それ以上に熱い志で対応していく。

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