8月6日(水)徳島県上勝町

 令和7年度石巻市議会会派日高見会行政視察で石巻市役所に午前6時50分に集合し仙台空港へ。その後、伊丹空港、レンタカーで徳島県上勝町に移動。視察項目は、テーマ『ゼロ・ウェイスト事業について』。午後3時50分に上勝町副町長 重田英紀さんから町の概要と歓迎のご挨拶をいただき星会長から御礼の挨拶。事業について、合同会社パンゲア代表 野々山聡さんからご説明いただいた。上勝町は、人口1,307人、704世帯(2025.8.1現在)。面積109.63km²。徳島県のほぼ中央に位置し(標高100〜700m)、雲早山を町内最高峰とする山岳地帯であることが特徴。日本で最も美しい村連合に加盟している自治体であり、町内の至るところに点在する美しい棚田、紅葉、柿、椿の葉っぱや桜、桃の花を料理のつま物として商品化する彩農業のまちとしても知られている(昭和61年彩事業スタート)。 上勝町は日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言(平成15年)をし、ゼロ・ウェイストの「無駄・ごみ・浪費をなくす」という考えのもと、日々の行いを徹底的に見直し、町全体の意識、物の使い方、暮らしの価値観が変わり、2020 年にはリサイクル率81.1%を達成。そもそも、町ではかつて「野焼き」が行われ、車のタイヤなど、何でも燃やしたため、悪臭がひどく、黒い煙が一日中、立ち上っていたが、1998年に指導もあり焼却炉導入、ダイオキシンから宣言へ。①ゴミ回収車が走っていない、②細かく資源ごみ分別(43)、③生ゴミは全部家庭で処理、生ごみは自家処理。各家庭に設置されたコンポストや電動生ごみ処理機(町民自己負担1万円)。くるくるショップ、くるくる工房。現在もさらなる目標に向かって住民が一体となりチャレンジを続けている。続いて、現地ゼロ・ウェイトセンターへ。住民が直接ごみステーションに持ち込み、13種類43分別で徹底的に分別、ごみ減量化とリサイクル率の向上に取り組んでる。丁寧な説明を受け、質疑応答、午後4時50分終了しダイワロイネットホテル徳島駅前へ。

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