8月8日(金)広島県議会
グリーンヒルホテル尾道に午前7時50分に集合し、尾道駅から山陽本線で三原駅でこだまに乗り換え広島駅到着。令和7年度日高見会行政視察3日目、広島県、テーマ『小中学校における個別最適な学びと校内フリースクールについて』。広島県教育委員会学校センター所長(兼)学びの変革推進部個別最適な学び担当課長蓮浦顕達さんにご説明いただいた。広島県教育委員会では、不登校児童生徒数が年々増加傾向にあることを背景に、2019年から学びの変革推進部に個別最適な学び担当を新設し、主体的な学びの実現に向け、多様な選択肢と自己決定を意識した教育活動を進めている。不登校、不登校傾向及び特別な支援が必要な児童生徒への支援を行う不登校SSR(スペシャルサポートルーム)推進校全54校(18市町、15小学校、38中学校、1義務教育学校 ※県立学校2校を含む)を指定し、学習支援等による不登校の未然防止及び不登校等児童生徒の社会的自立に向けた支援の強化、充実を行っている。教室への復帰を目的とせず、誰かに相談する力、自分の強みを生かす力、苦手な場面でSOSを出せる力を育んでいる。安全・安心な居場所(環境整備)、個々の状況に応じて成長できる場所→相談する力・自分の強みを知り、生かす力を育てたい力。適切なアセスメントの実施、身につけたい目標を設定(長期目標・短期目標)、児童生徒・保護者との面談等による共通理解。FDP(Five Different Positions)判定指標の活用(メンタルヘルス、思考(認知)、対人関係、ストレス耐性、環境)、FDPアセスメント記録シート、個別サポート計画。広島県におけるこれまでの取組、不登校SSR推進校(県内54校)への支援(支援Coの教員が中心となって、取り入れた学習活動例、れんげサービス、イベント企画/実施など。広島県教育支援センター(SCHOOL“S”)による支援→個々の児童生徒の社会的自立に向けた成長を支援・オンラインdrの利用・来室での利用、探究タイム。市町教育支援センターと共有、事例中学生のエピソード→209名の利用。不登校等児童生徒への支援の在り方・考え方の理解の促進(教育センター・学びプラス、研修等への指導主事の派遣、研究セミナー、保護者向けイベント→つながろうフェス2025の開催、マナビノラボ、市町教育支援Cへの相談員の派遣(随時)、教職員向けで安全・安心な学習風土・学級風土の醸成で居場所づくりを行い主体的な学びのに実現に向ける。質疑応答。続いて、広島県教育委員会事務局学びの変革推進部義務教育指導課長 松尾真理さんから『常石ともに学園』について説明いただいた。令和4年2022)4月、再編後の常石小学校の施設を活用して、「常石ともに学園(イエナプラン教育校)」が開校。イエナプラン教育とは、1~3年生、4~6年生による異年齢集団を基本単位として教育活動を行う。「対話」「遊び」「仕事(学習)」「催し(行事や祝い)」の4つの活動を基本に、子ども一人一人の個性を尊重しながら自立と共生を学ぶ。教室を「リビングルーム」として捉え、安心して過ごせる環境をつくっている動画を見せていただいた。4つの基本活動1対話、2遊び、3仕事、4催し。ワールドオリエンテーション(春夏秋冬)→探究。コア・クオリティ、ともに学びともに成長する。さらに学びが面白くなるオープンスペース。質疑応答。自宅に戻り、嬉しい出来事2点。1点目が、『造幣局オンラインショップ』申込商品の当選等についてのご案内のメール。諦めかけていた造幣局の「北海道・北東北の縄文遺跡群」が令和3年7月に世界文化遺産に登録され記念した世界文化遺産貨幣セット(北海道・北東北の縄文遺跡群)に当選した。2点目が、石巻市牡鹿郡神社総代連合会 水野隆雄会長名で神社の維持経営に尽力され御神威の発揚に貢献されたので表彰しますと、ご案内をいただいた。お疲れ様のご褒美。