8月9日(土)限界集落

 河北新報に『限界集落3万超 高齢化進行5年で9000』が掲載。過疎地域などにある集落のうち、65歳以上の高齢者が住民の半数以上を占める「限界集落」は、2024年4月時点で3万1,515集落に上ったことが8日、国土交通省と総務省の調査で分かった。2019年4月の前回調査から約9千増加。調査対象とした集落全体に占める割合は40.2%で人口減少と高齢化の進展が改めて浮き彫りとなった。住民全員が65歳以上の集落は1,458あり、このうち475は全員が75歳以上だった。一定の土地に数戸以上の社会的まとまりがある地域を「集落」とみなし、過疎法や離島振興法、半島振興法などの支援対象「指定地域」がある1,085市町村の7万8,485を対象に調べた。前回以降に指定された自治体などを除く1,038市町村を比較すると、調査対象となる集落自体の数が694減った。集落の平均人数も14.6人減の180.2人だった。今回の調査で市町村が「今後10年以内に無人になる可能性がある」と懸念する集落は、0.6%に当たる488と、由々しき問題だ。
 さて、第64回鯨まつりが、捕鯨船前広場(ホエールタウンおしか内)で開催。そもそも、牡鹿町時代の昭和28年から海難事故者の慰霊・鯨霊供養をこめて開催されているお祭りで捕鯨の町・牡鹿の文化を伝承する祭りで、令和4年度からは、震災前と同じ会場である捕鯨船前広場で行われている。進行は、いしのまき観光大使の本間秋彦さん・阿部未来さん。開会宣言を遠藤秀喜さん、名誉顧問齋藤市長、実行委員長齋藤富嗣さんの挨拶、来賓紹介で三浦県議、市議は私と木村議員・勝又議員。鮎川小学校銀鱗太鼓でスタート。ステージイベントや鯨肉の炭火焼無料試食コーナー等や出店、夜には、大迫力の花火が打ち上げられた。鯨と穴子白焼きを買って、午後から息子夫婦の仙台へ。冒頭の限界集落を考えながら到着。かつての大家族時代と違い、思いも大きい。ボストンから帰って来るや否や、北海道と群馬に1週間づつ出張だったとか。帰りに従姉妹にも寄って来た。鯨まつりの花火の打ち上げ音が聞こえてきた。かつての捕鯨、祖父はマルハの解剖長だった。11月に開かれる全国鯨フォーラム2025が当市で11月に開催予定だ。限界集落からの脱皮を模索していきたい。

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