8月11日(月) 東日本大震災から14年5ヵ月
40年目の茜雲に寄稿している自分が不思議でならない。だってあなたとは一度も出会っていないのだから――。日航機墜落事故の遺族による文集「茜雲」。ことしの号に、事故で先妻を亡くした夫と結婚し、遺族になった工藤理佳子さんが先妻への思いをつづっている。あの日、工藤さんは西伊豆から富士山に向かってゆく123便を不思議な気持ちで見つめていた。そこにあなたがいた。銀色に光る機体の残像が、御巣鷹の屋根に登るとよみがえると。日本経済新聞春秋。未曾有の航空機事故からあすで40年だ。最近SNSで、日本航空123便墜落」は、事故ではなく、事件という疑いが濃厚、なぜなら、事故のご遺族が国に対し、ボイスレコーダーの公開を求めたが、裁判ではこの訴えは退けられた。公式見解では「単なる修理ミス」による事故と発表されている、ならば、なぜ頑なに公開しなのかというもの。いずれ、東日本大震災などの災害、自己、戦争など、かけがえのない人を失わせる災厄は、残された者に何をか問うのは確かだ。
さて、東日本大震災から14年5ヵ月の月命日。午前中までの時折りの雨でも、多くの方々が来ていた。佐藤敏郎先生と懇談し、ボランティアでガイドしている三條すみゑさんとお会いしのど飴をいただいた。伝承館に入ると「ふるさとの記憶」模型展in大川地区で展示で遠藤さんたちと会った。「失われた街」模型復元プロジェクトで釜谷・間垣地区にあった187世帯(654人)が住んでいた地区が再現されていた。未来へ繋ぐ、まちの記憶だ。移動して、雄勝ローズファクトリーガーデンで癒しの散歩。ハーブのような香りが心身に気持ち良く浄化されているようだ。人口が震災前4,300人から1,000人を切り、沿岸部の著しい人口減に歯止めを掛けたい。道の駅へ、おがつ解散物直販所も多くの方々が新鮮なホタテなどの海産物を求めていた。お昼は、伝八さんでいただいた。続いて、硯上の里おがつ『玄穹社選抜展』を見学。各書道展で賞を取った作品など、力作が並ぶ。アート作品は、圧巻の展示だ。午後1時25分から道の駅「硯上の里おがつ」で道の駅ピアノ〜11・1/f〜第2回スペシャルコンサートが、道の駅硯上の里おがつエントランスホールで開催。 1990年より活動していた地元佐藤久美さんなど8人の『スイートフィッシュ1990』が各地から集まっての素敵なコンサート。「歩くうた」「麦藁帽子」「小鳥の旅」など。続いてKAO&NAO(ピアノ連弾)、日下部佳織さんと大津直子さんの連弾は圧巻。「もしもピアノが弾けたなら」「夕焼け小焼け」「星めぐりの歌」が、心に響いている。ローズガーデンさんからの花束贈呈、アンコールで「もしもピアノが弾けたなら」で惜しみない拍手で終えた。移動して河北総合センタービックバンへ。区長さんから道下漁業から鯵をいただいたと急遽、ぐるりと周り、ご案内いただいたニ子地区夏祭りも寄れず地元へ。あっという間にお盆に明後日から入る。