8月29日(金)徳を積む

 伊勢新聞に、三重県尾鷲市地域おこし協力隊の黒羽真弥さん=水戸市出身=が、8月末で任期を終えて退任する。尾鷲市三木里町で環境活動に尽力し、持続可能な観光の下地を作ってきた。退任後も市内に残り「尾鷲の魅力を発信したい」と意気込むと。令和4年6月に着任した黒羽さんは、三木里町を活動拠点に産休での中断期間を含めて3年3カ月活動。不用品チャリティーバザー「巡リサイクル」の開催、三木里ビーチの清掃活動、交流サイト(SNS)での情報発信などに取り組んだ。10月にも町内にゲストハウス兼カフェ「YAMAHAROKU」を開業する。地域の木材やリユース品で内装を取り合わせるほか、地元食材を使った食事も提供。宿泊客に「三木里に住んでいるような感覚を味わってもらう」と力を込める。今月25日、黒羽さんは市役所を訪れ、加藤千速市長に協力隊の活動終了を報告。3年3カ月を振り返り「地元の人が私を受け入れ、活動内容に共感してくれた。『誰かのために』という思いが年々広がり、やりがいを感じた」と話した。加藤市長は、黒羽さんが用意した巡リサイクルの動画を視聴。バザーで集まった寄付金で旧三木里小の遊具が塗り直されたことに触れ「校舎を地域の拠点として整備することは大事。黒羽さんの三木里への思いは十分伝わった」とねぎらったと頼もしい話題だ。
 さて、ビジネスホテル藤を午前6時50分に出発して素晴らしい体験をさせていただき奉仕作業。汗だくになって一心不乱に作業。ランチ後にも2時間。その後、正装し参拝。貴重なお話「徳を積む」は奉仕活動の体験後だっただけに心に響いた。しっかりと自己を磨いていきたい。

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