9月8日(月)現地視察

 昨日午後3時以降から石破茂首相(自民党総裁)が、辞任を表明し慌ただしくなった。号外が出て、マスコミ報道が続く。7月の参院選で自民党が大敗しても続投の姿勢を崩さなかったが、党内から総裁選の前倒しを要求する声が広がったため身を引く。少数与党下では野党も党利党略にこだわらず政治の漂流を避ける責任を負う。与野党は政治の安定基盤をどう築き政策を実現していくか道筋を示し、首相辞任を日本政治を再生する契機にすべきで、国際社会での停滞は許せない。臨時記者会見で、日米関税交渉に一つの区切りが付き「後進に道を譲る決断をした」と述べた。「多くの方々の期待に応えられず本当にじくじたる思いだ」と苦渋の決断だったと説明した。同時に「自民党が信頼を失うことになれば日本政治が安易なポピュリズムに堕することになってしまう」とも語ったと。日本経済新聞社説の結びに、後から振り返って石破政権が「混迷した政治の序幕の時代」と位置づけられないようにしたい。単独では政権を担えない政党が乱立する多党化の時代になったが、政党間の合意形成の仕組みはまだ見えない。日本は民主主義を立て直せるかどうかの重大な分岐点に立っていると与野党すべてが自覚してほしい。
 さて、『タンス預金13兆円減少、ピーク比2割減 金利上昇や強盗リスク意識か』日本経済新聞1面。現金を自宅の金庫などで保管する「タンス預金」が2025年7月に約47兆円となったもようだ。低金利を背景に23年1月時点で過去最大の60兆円規模まで膨らんでいた。金利上昇などの影響のほか、近年相次いだ広域強盗事件などを意識して自宅に多くの現金を置くことを避ける動きが広がった可能性もある。「タンス預金」は家計や企業が使わないまま手元に置く現金を指す。国内の紙幣の中で最も高額な1万円札がタンス預金になりやすいとされると。いずれマネーが投資や消費にどれだけ回るかが今後の経済成長のカギを握る。本日は朝から雨、総務企画委員会「決算審査に伴う現地視察」で午前8時50分に、市役所北口玄関前に集合し『公共交通デジタルサイネージ設置事業』(地域振興課) 、 『旧河南給食センター解体事業』(管財課)、『ヘリポート整備事業』(危機対策課)を視察しご説明をいただいた。初めは、雨が降っていたが、午前10時過ぎに止み晴れた。本庁から河南地区、雄勝地区と移動した。明日は、決算書面審査ほか質疑する。午後1時から懇談でこちらの思いを伝える。夕方から明日の準備と区長さん宅へ。

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