9月9日(火)伊東正義さん
イクヤマイマイ、オヤイカサカサ……。大学受験で日本史を選択した方にはなじみの呪文かもしれない。伊藤博文、黒田清隆と続く歴代首相名の冒頭1音をつなげた暗記法だ。時の流れとともに呪文は長くなる。頻繁に1文字延びる現状に、未来の受験生の負担も増す。「総理大臣が何度も代わり名前が忘れられても、総理を断った人の名前だけは世間は忘れない」。死後、自民党の重鎮からそんな言葉で追悼されたのが伊東正義氏だと日本経済新聞春秋。河北新報社説にも、自民党の次期総裁選は、単なる表紙の差し替えに終わるのか、それとも党の信頼回復と政策実現への契機となり得るのか。石破茂首相(自民総裁)はきのう、党役員会に辞意を伝達し「全て私の責任だ」と陳謝した。総裁続投か辞任かを巡り党内を二分した石破政権は、多くの国政課題を残したまま約1年で幕を閉じる。自民の現状に接して過去を振り返ると、二つの歴史的出来事が思い出される。一つは、リクルート事件や消費税導入で逆風にされされた竹下登首相(当時)が1989年7月の参院選を見据えて決断した退陣だ。後継として白刃の矢が立ったのが、福島県会津若松市出身の伊東正義総務会長だったと。当時、リアルタイムでお会いできて嬉しかったのを覚えている。漁協勤務時代に伊東先生は水産庁や「ぎょさい」の会長で何度か全国大会でお会いした。会津っぽ、正義を通して総理を断った気骨ある人で尊敬している。「本の表紙だけ替えても、中身を変えなければ駄目だ」は有名な言葉だ。両紙とも上手く書いていると感心した。
さて、あいにくの雨模様ですが、「重陽の節句」で、荻浜「羽山姫神社祭典」。お招きいただきましたが、総務企画委員会の書面審査のため早朝参拝。午前10時から総務企画委員会が開催。付託案件の審査 (1)決算認定1件 認定第1号令和6年度石巻市一般会計及び各種特別会計決算認定についてのうち 当委員会付託分、 (2) 条例1件 第65号議案石巻市消防団員等公務災害補償条例及び石巻市防災基本条例の一部を改正 する条例 、(3) 補正予算1件 第68号議案令和7年度石巻市一般会計補正予算(第3号)のうち当委員会付託分の議案審査し、いずれも可決すべきものとして決した。終了後、協議事項として、行ってみっちゃ議会についての役割分担等を決定した。その後、役所内で事務作業と懇談。ライオンズクラブ国際協会332-C地区第4R第1Z地区ガバナー公式訪問・合同例会が石巻グランドホテルで開催。三役ミーティングから駆け付ける予定でしたが、会議等が長引きL松田会長にお願いしピンも預かっていただいた。自宅に戻ると、日経平均株価が、史上初めて取引時間中に4万4000円を突破したニュースと10月9日に告示される宮城県知事選挙に、元参議院議員の和田政宗氏が立候補を表明したと。政治の一寸先は闇だと言うが、何が起こるかわからない。