9月26日(金)閉会
日本経済新聞春秋に、「人間は戦争を繰り返す生き物で、愛することや平和は幻想だとしたら。未来の子供たちにそんなくだらない世界を残すことが俺は耐えられない」。きのうNHK連続テレビ小説「あんぱん」で耳にしたせりふだ。戦争とは何か問い続けた作品がきょう最終回を迎える。ドラマは漫画家やなせたかしさんの妻をモデルに、弱い者に自分を食べさせる異色のヒーロー、アンパンマン誕生の軌跡を描く。冒頭のせりふは、漫画家に活動の舞台を舞台を提供する雑貨会社の経営者のもの。下敷きとされるサンリオの創業者は、実際の戦災体験から「争うより仲良く」と訴えハローキティなどを生み出したと。同紙の文化面に奇しくも『世界の共存 鬼太郎に学ぶ』が掲載されていた。イタリア北東部の都市ウーディネに鬼太郎が現れた。同市の近現代美術館で4~8月に開かれた「水木しげると妖怪の世界展」だ。偉大な漫画家の原画約100点に加えて、河童(かっぱ)や小豆洗いなどの妖怪の説明、そして作者の悲惨な戦争体験を紹介する展示が並んだ。主催するのは日本やアジアの映画を長年特集してきた組織「極東映画祭」で、欧州文化首都の関連イベントとして企画。約1万2千人が来場したと。危うい国際社会を反映しているのかと思ってしまう。きょうは、彼岸明け。亡き妹の誕生日(おめでとう)で第3回定例会も最終日だ。気合いを入れて、令和7年石巻市議会第3回定例会が、決算認定や条例・補正予算、追加議案を原案通り可決し23日間の会期を閉会。閉会後に、議会改革推進会議を開き、報告と今後の検討課題について協議し終えた。夜は、いしのまき元気いちばで、市長はじめ幹部職員と市議会と懇親会。