10月4日(土)出会い
日本経済新聞『法隆寺釈迦三尊像の一部か 美術家の収蔵品から発見』美術品の保存や公開などを目的に現代美術家の杉本博司さんが設立した小田原文化財団は3日、法隆寺(奈良県斑鳩町)金堂にある国宝・釈迦三尊像の一部とみられる金具が見つかったと発表した。同財団によると、見つかったのは三尊像中央の釈迦如来像の横に立つ「脇侍菩薩立像」の台座の一部とみられる。8弁のハスの花びらをかたどった金具の一部で、仏像本体と同じく銅で鋳造しており、表面は金で厚くメッキされている。幅36.5センチ、厚さ5ミリで、左右どちらの像のものかは不明。明治期の廃仏毀釈運動によって寺院から流出した仏教美術作品を保護したことで知られる益田孝(鈍翁)がかつて収蔵していたという。収納箱には「法隆寺金堂金具」とラベルが貼られていた。杉本さんが収集後、財団が収蔵していたが、展覧会の準備のため専門家が調査したところ、ハスの形が似ていることなどから、制作当初に台座に付いていた金具である可能性が極めて高いことが分かった。現在の台座に付いている金具は銅板製で修復されたもので、今回見つかった金具を参考にした可能性があるという。金具は「伝法隆寺金堂伝来 金銅製蓮弁」と名付けられた。調査した神奈川県立金沢文庫主任学芸員の瀬谷貴之さんは「日本美術史上の画期的な発見で、鞍作止利(くらつくりのとり)がどのような技法で作ったのかがうかがい知れる貴重なものだ」と話している。「蓮弁」は東京都港区の荏原畠山美術館で4日から始まる展覧会「『数寄者』の現代 即翁と杉本博司、その伝統と創造」で展示される予定だと。
さて、2年ぶりのチャリティクラシックカーイベント「GO!GO!ラリーin東北2025」開催。仙台市の青葉山交流広場を出発し、復興が進む沿岸部を眺めながら気仙沼市を目指す。石巻市内では立町、アイトピア通り、南浜、かわみなと大橋、石巻大橋、南境・北境方面、二俣方面を経由する。石巻市でのスタンプポイント3箇所。いしのまき元気いちばバスターミナル、石巻市震災遺構門脇小学校、石巻市震災遺構大川小学校沿道。インタビューを受けた。移動して10時から、暑い日差しの中、第3回目を迎えた石巻市湊・鹿妻まちづくり協議会主催の「石巻・湊鹿妻フェス&マルシェ」が不動町で開催。特設ステージでは、大﨑会長挨拶し皮切りに湊中ソーランがアンコール。続いてスコップ三味線でまさかの演奏をお試し。サンファン音頭、石巻復幸踊りエンヤドット、チアダンス、すずめ踊り、フラダンス、特別ゲストなどに加え一芸グランプリで花を添える。ランチ後、「第14回石巻一箱古本市 」、初回からずっと楽しませていただき、本日もゴール。各店舗の個性ある店主さんの趣向を凝らした一箱の本と会話がなんとも言えない。今回も店主さんと本との素敵な出会いをいただき、絶版の絵本など購入。出会った絶版の2冊。「日和の城」佐藤昭浩(北の杜編集工房)は、石巻市日和山に鎌倉時代から戦国時代に至る約400年間、岩手県南部、宮城県北東部全域「葛西九郡、六十六島」葛西家35万石の本拠地、石巻日和山城。その後、群雄割拠に戦国時代。伊達家の深謀により歴史に飲み込まれる。「シニガミさん②」宮西達也(えほんの杜)は、①は未だに買えるが、なぜか②が無い。宮西さんは、昨年マルホンまきあーとテラスで講演会を開催。作品は、命の尊さ、人との関わりの大切さを伝え、ハラハラドキドキでポロリ、ウルウル。「第29回石巻児童生徒理科研究・作品展」がナリサワ・カルチャーギャラリーで始まった(5日まで)。今年は石巻、東松島両市の小学校から157点、中学校から108点が出品された。うち、10点にスーパーサイエンス賞が贈られた。
なかでも、「蟻が餌にたどりつくまでの記録」や「暮らしの中でSDGs野菜の捨てる部分の再利用をしてうえてみた」、「野菜づくりから得る知恵」、「氷バトルとけたら終了レース」など、児童生徒が自らが興味を持ったテーマや共同研究した結果をまとめた模造紙やノートを展示。石巻地方で見られるチョウの標本を作った児童もいた。夕方は、エンタメの打ち合わせ、お疲れ様でした。