10月9日(木)チャレンジ

 スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2025年のノーベル化学賞を京都大学の北川進特別教授(74)ら3氏に授与すると発表した。狙った物質を内部にとじ込められる「金属有機構造体(MOF)」の研究が、脱炭素や有害物の除去など幅広い産業の発展に寄与することが評価されたと日本経済新聞。日本出身の自然科学分野のノーベル賞受賞は、25年の生理学・医学賞の受賞が決まった大阪大学の坂口志文特任教授に続き27人(外国籍を含む)となる。化学賞の受賞は19年の旭化成の吉野彰名誉フェロー以来で9人目だ。授賞理由は「金属有機構造体の開発」。北川氏のほか、オーストラリアのメルボルン大学のリチャード・ロブソン氏(88)、米カリフォルニア大学バークレー校のオマー・ヤギー氏(60)の3人の共同受賞となった。北川氏は8日、スウェーデン王立科学アカデミーとの電話で「私の夢は、空気を捕獲して分離し、例えば二酸化炭素(CO2)や酸素や水などを得ることにある。空気は再利用できる。このサイクルは、私たちの社会にとっても、また私たちの惑星にとっても非常に重要だ」と話したと。
 さて、第5回和み塾を開催。今回は、「蘇生の靈草」マコモについて、体験が2つ(マコモ狩り・マコモ風呂)と龍宮城でのご講話会。古代・縄文人は、衣食住の全てにおいて真菰が中心で竪穴式住居の屋根も真菰葺きだった。今月は神無月で、全国の神々が出雲に集まり、他の地域に神様が留守になることから「神が無くなる月」という意味で「神無月」。その出雲大社で毎年6月1日に真菰の神事 「凉殿祭」(通称まこも祭)の神事で真菰の葉の上にしか大国主命が降りられない。また、出雲と言えば「因幡の白ウサギ」、出雲の古文書には、大国主命は真菰のむしろの上にウサギを寝かせて薬を塗ってあげたと書かれている。さらに出雲大社の見事な注連縄など。マコモ狩り体験を午前中2時間ほど行い、真菰だけを食べてみた。何の気も無くシャキシャキ感があって生でもいける。真菰は本当に不思議な植物で、水を浄化させる(真菰1株で1トンの浄化力があるというから驚き)ほか、大気の浄化や地球の浄化をするということでスサノオが最初に地球に植えたとされている。講話は、「マコモとは」-「マコモ誕生」水鳥が怪我をして真菰を塗っている観察から(株)リバーヴ創業者小野寺廣志さんが葉っぱを発酵させることの凄さに気づいた。真菰4種、「真菰からマコモへ」興味深い。質疑応答後に、マコモ風呂体験。お疲れ様でした。

コメントは受け付けていません