10月13日(月)受け止め
日本経済新聞私見卓見に『不登校、子供の感情を受け止めて』を安藤塾 代表取締役 安藤大作さんが掲載。近年、教育の現場で不登校の理由が変化していることを肌で感じている。いじめや学力不振といった従来型の理由よりも、「なんとなく行きたくない」「なんとなく合わない」という、言葉にしづらい違和感を抱えて登校を止める子供が急増している。この「なんとなく」は、本人にとっては切実な実感だ。「学校という制度そのものが、自分の感覚に合わない」と感じている子供が多い。「協調性を求められるのがつらい」「正解が決まっていることに意味を見いだせない」など彼らははっきりした言葉にならなくても、内に強い違和感を抱えている。そうした違和感をうまく言語化できず、「なんとなく」と表現する。その裏には、自己肯定感の低下や、「自分が間違っているのではないか」という葛藤、深い孤独感が隠れていることも多い。ところが、この「なんとなく」に対して、大人は「怠けているんじゃない?」「みんな我慢して行っているんだから」とつい言ってしまうと。文部科学省の最新データによると、11年連続で過去最多の人数になっている。中でも、宮城県は、生徒数1000人あたりの不登校人数を見て、不登校率が高い都道府県をランキングで小学生dで4位、中学生で1位だ。不登校を「悪」と断じるのではなく、「学びの多様性」の一形態として社会全体で受け止め、支える姿勢が今、強く求められている。
さて、第4回「1マイルアートカフェ」が、蛇田公民館で開催。先に柴田治さんの水彩画展を石川光晴さんに淹れていただいたコーヒーを楽しみながら、柴田さんに解説いただいた。11時から柴田さんの講演、渡波出身で石巻弦楽アンサンブルのコンサートマスターでバイオリン奏者の内海誠さんと仙台市で活動する石巻市出身のシャンソン歌手マーサ(増田昌子)さん、石巻市出身の上村文恵さんの3人による「誠組」のコンサート。絵と音楽とコーヒーの香りと味で立体的に楽しめ、ブラボー。移動して、我が家では13日が先祖の日。「柳津虚空蔵尊秋祭り」でお参り。帰りに「成田まつり2025~秋~」が行われている、石巻市河北総合センタービックバン へ。到着や否や、ご挨拶させていただいた。成田地区の方々が6割は参加して盛況ぶりの中、焼き鳥、焼きそばなどで盛り上がり、続いて恒例の大抽選会にORI姫隊ステージと続く。神仏や人生の先輩達を敬い、地域コミュニティを尊重する原点の大切さを省みる。