10月14日(火)混沌
大阪・関西万博が昨日、閉幕した。各紙が「多様でひとつ」と報道。本日の共同通信で、日本国際博覧会協会(万博協会)は、184日間にわたる大阪・関西万博の一般来場者総数が2557万8986人で確定したと発表した。2005年愛知万博の2205万人を上回った。これとは別に、公式スタッフら関係者は計343万8938人が来場した。1日当たりの一般来場者は、会期序盤の4月は10万人に届かない日が目立ったが、5月中旬からは10万人台をほぼ継続。厳しい暑さが続いた7~8月は伸び悩んだものの、9月12日から閉幕日までは連日20万人を超えたと。国内開催で過去最多の158カ国・地域が参加し、来場者は2500万人を超えた。テーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」の理念をそれぞれが継承していくことを願う「大阪・関西万博宣言」を発表し、2030年サウジアラビア・リヤド万博にバトンを渡したと。開幕前まで、中止やら間に合うのか、赤字になるなどなど開幕前はネガティブ報道が吹き荒れ混沌としていたが、開幕すると大きなトラブルもなく入場者数も順調に推移して上記の結果だ。最終最後までわからないものもある。
さて、連休明けで20日・21日を基軸にこちらも混沌としている。首相指名選挙を巡るニュースの多さだ。特に、公明党の連立離脱以降は混沌が増して激化している。自民党の両院議員懇談会で、高市総裁が確実に首相に選出される状況になるまで首相指名選挙を先送りし、首相と自民総裁が異なる「総・総分離」を求める意見が出たとか、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党の3党幹事長は会談で、首相指名選挙の対応を巡り、明日にも党首会談を開く方向で調整することで合意したなど。混沌としても、然るべき対応と常道に従って国家国民のための政治となるようになって欲しい。市役所と会派室で整理を行い、夕方は、後輩のご母堂様のお通夜へ。戻ると、自民党の磯崎仁彦参院国対委員長は、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長と国会内で会談し、臨時国会を21日召集とする政府方針を伝えた。政府、自民党は同日中に石破茂首相の後任を選出する首相指名選挙を行う方向で最終調整に入ったと。ただ、公明党の連立離脱に伴い首相指名に向けた与野党の多数派工作は激化しており、日程がずれる可能性も残っている。林芳正官房長官が明日午前に開かれる衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、召集方針を正式に与野党に伝える。自民は21日に高市早苗総裁が首相に選ばれた場合、同日中に新内閣を発足させたい考えだという。いずれ、雨降って地固まって欲しい。日本経済新聞に、子どもの部活動にかかるお金に悩む保護者が目立つようになってきた。スポーツ用具などに加え、試合・発表会や合宿へのバス代など遠征費が増加。担い手を学校から地域に移す動きに伴い、費用負担が増えるのではと危ぶむ声も聞かれる。状況を放置すれば、家計の経済力の差が子の「体験格差」に直結しかねないとの指摘も出ているという記事。政治空白はあってはならない。