10月22日(水) 阪神水道企業団尼崎浄水場

 妻の誕生日でお祝い。午前6時に朝食をいただき、7時に集合の水道企業団へ。石巻地方広域水道企業団議会議員研修視察で阪神水道企業団尼崎浄水場へ。機内でFBの友達からエールをいただく。早めに到着し、はじめに、阪神水道企業団長塩大司副企業長さんから「阪神水道企業団は、昭和11年7月に設立され、遠く琵琶湖・淀川水系を水源とする水道用水供給事業にとりかかり、昭和17年に給水を開始」と概要を込めた挨拶。遠藤議長が御礼の挨拶を行い、出席者紹介。施設の外野について、阪神水道企業団技術部中安眞司浄水管理事務所長さんから、淀川を水源とする尼崎浄水場と猪名川浄水場、そして原水を浄水場へ送る大道取水場、浄水を構成市へ送るポンプ場群で構成されます。尼崎浄水場は、淀川から取水した原水を浄化し、神戸市、西宮市、尼崎市、芦屋市、宝塚市へ送水する主要施設です。猪名川浄水場は、淀川原水を浄水にし、ポンプで甲東ポンプ場等へ送るほか、尼崎市へも送配水していると。続いて、「経営の効率化及び経営健全化等への取組」総務部小川康之経営企画課主任から、収益確保のため、保有資産の売却や有効活用を進めている。具体的には、職員公舎跡地の売却や、水道施設上部空間の活用などを行っている。支出の抑制策として、動力費の抑制で省エネルギー型設備の導入や電力契約メニューの見直しや企業債残高の縮減、老朽化対策・維持管理費の見直しについて施設の更新・修理基準を見直し、維持管理費を抑制している。その他連携と水道用水供給ビジョンにより財政計画及びアクションプランで行っている。次に、「災害発生に備えての対応(初期対応、広報、応急給水等)」津高憲一主幹。から、災害に備え、基幹管路の耐震化、民間事業者との応援協定、応急給水拠点の整備、災害用備蓄水の作成といった対策を実施、初期対応カードの運用、BCP(事業継続計画)地震編の策定など実施。「老朽化施設の更新、施設の耐震化、災害対策への取組」技術部部浄水計画課古林祐正主幹から、平成7年の阪神淡路大震災での被災実績を踏まえ、施設の耐震性向上にも努めており、管路については、老朽管更新時に大規模な地震に対しても十分な耐震性能を有する耐震管に取り替えることで耐震性向上を図るほか、万一の被災によって送水が停止した場合に備えた系統連絡管設置にも取り組んでいるほか、「施設整備長期構想2055」(2,860億円の事業費)に基づき、供給安定性の維持・向上を目指した更新計画を進め、南海トラフに備えている。質疑応答の後に施設見学、敷地面積:66,434㎡で淀川取水場から送られてきた原水は、ここで浄水となり、ポンプ圧送で西宮ポンプ場及び甲東ポンプ場へ送られるほか、尼崎市へ送配水される、施設能力:373,000㎥/日。地下浄水池の上の遊休地をホームセンターに貸し出し年間5,800万円の賃貸料。オゾン処理は、隣接した酸素工場からパイプラインを使用している。ホテルにチェックインし、組閣に関するニュースを見ながら、今後の我が国の進む方向に期待したい。

コメントは受け付けていません