10月30日(木)継続
日本経済新聞に『不登校 親の離職防げ』が掲載。子どもの不登校を理由に仕事を辞める「不登校離職」を防ぐため、企業が支援制度の拡充に乗り出している。文部科学省の調査によると、2024年度に不登校だった小中学生は約35万人で過去最多を更新。子どものケアと仕事を両立しやすい環境を整え、人材流出を食い止める。「いつでも子どものタイミングに合わせて動けるように仕事を辞めた」。東京都世田谷区の女性(46)は3人の子どもがいずれも不登校になり、9月に離職したと。2023年度の文部科学省調査で宮城県内の小中学校における1000人あたりの不登校の児童生徒数は46.7人となり、ワースト1。一方、河北新報1面には、2024年度調査で『不登校 宮城全国5番目』と。
さて、午前10時から会派の確認事項が早く終わったので、石巻市博物館の延長で東北歴史博物館『秋季特別展「宮城に生きる民俗-暮らしを伝えるモノ語り-」』へ。小学生が学習のため多く訪れていた。プロローグ:大きな歴史の背後へ、第1部:宮城県のモノ語り、第1章:土地の豊かさを生きる・(1)海とともに・(2)山とともに・(3)町場のなかで・(4)平野のなかで、第2章:時のうつろいを生きる、(1)一日のうつろい・(2)季節のうつろい・(3)人生のうつろい ・(4)永続への願い、第2部:市町村のモノ語り、エピローグ:自分らしさってなんだ。特に、懐かしい道具や永続への願いでは、夫婦別制や墓じまいが取り出される昨今、律令制度を確立し、今日までの歴史を振り返り思うところ大だ。また、大事なことが抜けているような気がした。エピローグで、「自分らしさを外部に探し求められずにはいられない現代の生き方を相対化するものとなるかもしれませんと。続いて、多賀城文化センターの『宮城に生きる民俗ー多賀城海軍工廠と地域の変化』へ。戦争と民俗というテーマで、昭和18年(1943年)に開庁した多賀城海軍工廠と地域社会の関係に焦点を当て、北海道・東北地方で唯一の海軍工廠であり、兵器の製造・修理を担っていた。建設に伴い、海軍による大規模な土地買収が行われ、地域社会に大きな影響を与えた。ここでも、我が国を守ろうとした先人たちの思いが伝わる。恥じないような生き方をしなければならない。