11月6日(木)モニュメント
日本経済新聞春秋に、東日本大震災の直後、取材に入った宮城県石巻市で「秘密戦隊ゴレンジャー」のアカレンジャーに出会った。といっても街頭の等身大モニュメントである。戦隊シリーズ生みの親の石ノ森章太郎さんが県内出身で、石巻にもなじみがあった縁で立像が置かれていたのだ。像は津波を耐えぬいて立ち続けていた。がれきに覆われ、船がビルに突き刺さった街で、それはどこか力が湧く光景だった。震災ではシリーズの歴代俳優が応援メッセージを次々と発信する場合もあった。「みんな大丈夫か?」「俺達がついている!」。ヒーローらの力強い言葉にどれだけ励まされただろうか、と。
さて、登別万世閣から早朝散歩した。クマ牧場の案内版を横目にし、先ずは湯澤神社へ、一礼し赤い鳥居をくぐり階段を登り境内に入り参拝。外国人が多いなぁと感じつつ、安政5年(1858年)に登別温泉の開拓者であった滝本金蔵が同地に既存していた祠をその地の産土神社として祀ったことに始まったと記してあった。降りて直ぐに、江戸時代から伝わるという「念仏鬼像」を祀った祠。両脇には身長3.5mの赤鬼立像と身長2.2mの青鬼座像が鎮座している。その後、地獄谷、薬師如来ヘ行き、戻った。途中でカメラスポットの表示とモニュメントに関心しながらからくり閻魔堂へ寄り50分コースを終えた。アカレンジャーのモニュメントではないが、鬼のモニュメントや金棒のモニュメントなどに勇気づけられるメッセージがあった。また、帰りのバスでは、北海道開拓に尽力した伊達政宗統治の仙台藩をテーマとして、園内には忍者かすみ屋敷などの劇場、着替え体験、弓矢・手裏剣投げ施設といった仙台藩に所縁のある建物が多く再現されている登別伊達時代村を通った。このテーマパークも人気がある。インバウンドや観光戦略も重要だ。