11月13日(木)育成
日本経済新聞春秋に、子どもの幸せを祈る記念日は国によって日付が違う。日本では5月5日だが、4月や6月の国もある。国連が定めたのは1週間後の11月20日。1954年に制定された。89年の同日には、すべての子どもに人権を保障する「子どもの権利条約」が総会で採択されている。その特別な日を前に、名前も知らないある女の子のことを考えている。母親とともにタイから来日し、都内のマッサージ店に置き去りにされたと。そこで、石巻市子どもの権利に関する条例を提言し平成21年3月に施行されたことを思いだした。この条例制定で震災後には、東北で唯一石巻市ふぇ制定されていたと全国からの支援など大変助かったと伺い議員冥利に尽きた。それでも、子どもの居場所、少子化に歯止めが掛からないなど課題は山積している。多様化も重要な要素である一方、地域での共助なども大切だ。
さて、午後1時30分から令和7年度石巻市地区赤十字功労者表彰式が石巻市ささえあいセンター3階ささえあいホールで開催。開式のことばを石巻市地区赤十字協賛委員会 阿部長一委員長、日本赤十字社宮城県支部石巻市地区 渡邊伸彦副地区長あいさつ、表彰で石巻日和ライオンズクラブが献血表彰をいただいた。続いて、『赤十字の仕組みと活動』の演題で日本赤十字社宮城県支部赤十字奉仕団・青少年赤十字指導講師 鶉橋徹 氏が記念講演。鶉橋さんは宮城県大和町出身。東日本大震災の支援から赤十字の誕生アンリー・デュナン(イタリア統一戦争1859年6月)から活動について、人間のいのちと健康、尊厳を守る使命で7つの基本原則で活動している。活動資金は、会費・国内災害義援金・海外救援金で賄っている。アンリー・デュナン(赤十字の父)とナイチンゲール(白衣の天使/ランプの貴婦人)。閉式のことばを石巻市赤十字奉仕団 大﨑春男委員長で締めた。ナイチンゲールは、赤十字設立を当初は「救護は国家が行うべき」と大反対だったらしいが、出来てからは、看護学校を設立し高度な専門教育を行い赤十字活動に賛同して発展に寄与した。いろいろ意見があっても自助・共助は大事でその次が公助だ。ライオンズクラブも奉仕の精神・奉仕活動だ。広まって欲しい。