11月18日(火)不断の努力
(仮)大谷川浜小積浜トンネル工事の貫通式に出席。トンネル内は寒かったが、貫通までの熱い思いを感じた。施工は、安藤ハザマ・橋本店・木村土建特定建設工事企業体で、施工延長L=1,840m(トンネルは820m、両サイド小積浜側786m、大谷川浜側234m)。平成29年度から総事業費約67億円。お昼まで要して、午後からは和み塾の打ち合わせなどで懇談。あっという間に時間が過ぎて午後3時から横断的議員研修会で星会長が挨拶し、講師は医療法人偕行会理事阿部一也 氏・国際医療事業部リーダー程禕偉 氏、テーマは、「人口減少社会の日本の現状及び外国人受入の実態」。日本の人口減少と超高齢化に伴う医療・介護現場の人材不足に対し、医療法人偕行会(1979年設立)が中心となって進める外国人材(主にインドネシア出身の看護師・助産師資格者)の受け入れ・育成・定着支援、および外国人患者受け入れを柱とする包括的戦略と実務である。海外(スペイン等)での施設展開経験から、各国制度下での高コスト・需要伸長の限界を踏まえ、日本国内での技術教育・医療ツーリズム型受け入れへ方針転換。透析を原点としつつ、がん治療、救急、コメディカル連携を強化し、外国人患者対応と人材受け入れで総合医療体制の質向上を目指す。人材面では、技能実習と特定技能を比較し、処遇・運用の柔軟性から特定技能を主軸に、自治体連携に基づく「住民限定募集→厳格審査→無料日本語教育→定期面談・入管報告」の二重管理モデルを構築。教育費ローン起点の離職・流出リスクに対し、日本語・試験・健康診断・移動費まで受け入れ側が負担し、紹介料の透明化(55万円)で逆インセンティブを除去。看護・助産資格者の医療リテラシーを活かし、介護現場で早期に自立・戦力化を実現。名古屋・三重の実例では、外国人比率の高いフロア運用、オンライン会話訓練、UR連携の住宅確保、生活オリエンテーション(ごみ分別等)、差別・嫌がらせ対応プロトコルにより、現場定着と地域との共生を推進。大変有意義な講演だった。終了後の夕食会は、盛り上がり、先に実施された鯨フォーラムから鯨販売のビジネスモデルなどで賑わった。お疲れ様でした。