11月24日(月)気づき

 国内に300以上ある離島は、本土以上に急速な人口減と高齢化に見舞われる。2050年までの約100年間で人口が7割減となる可能性がある。石巻市にも田代島、網地島などがある。『島嶼国家の落日 崩れる「全国一律」』が日本経済新聞1億人の未来図に掲載された。全国一律で提供されるべき医療や水道などライフラインを維持できなければ、さらに人口流出が進む。島嶼国家の姿が揺らぎ、安全保障への影響も懸念される。山口県柳井市の南方約20キロにあり、約200人が暮らす平郡島。人口や受診者数の減少で2021年に医師がいなくなった。市と連携する本土の病院が派遣する増井将樹医師(29)が、島内2ヶ所の診療所で週1回ずつ勤務すると。さらに命綱」である航路の減便や撤退も相次ぐという。結びに、「日本の縮図」といわれる離島に人が住み続けられるか、岐路に立っていると。
 さて、図解・雑学「知って学んで 未利用・底利用ギョッ⁉︎展」が、いしのまき元気いちばで開かれている。メヒカリやタチウオ、カナガシラ、マツカワガレイなど8種類を4枚のパネルに2種ずつ展示されている。未利用、低利用魚の発信に取り組む一般社団法人リボーンアート・フェスティバル(石巻市)の協力を受け、石巻市出身の東北芸術工科大デザイン工学部4年の松浦あいりさんが地域課題を手がけた。移動して、旧観慶丸商店特集展「毛利コレクション浮世絵づくし」が、開かれている(2026年1月19日まで)。大河ドラマで放映され注目度も高い「浮世絵」。この世は「憂き世」で嫌なことばかり。 それならば、ウキウキと浮かれて楽しく、この世を謳歌して暮らしたいと「浮世」の字が当てられたようです。石巻市博物館の解説もあり、ウキウキで鑑賞してはいかがですか。歌川広重など絵師名も興味深い。続いて、旧観慶丸商店常設「浅井元義スケッチ展 第11期 秋の石巻」を見学。石巻出身の画家・浅井元義さんが描いたスケッチ作品から、秋を題材にした作品を懐かしがるのは、私だけでしょうか。夏が3週間伸び、短くなった秋ですが、浅井先生の作品でタイムスリップ。午後から、NPO法人 石巻アーカイブの小野寺さんからご案内いただきお邪魔した。石川さんが担当し新たな企画展と新刊が発行され『石巻の街道・通り・横丁・路地』を購入。旧市内中心部(立町、アイトピア、橋通り等)の通りの名前の由来や変革と推定大正10年頃・B昭和30年頃・C平成20年頃の道路の地図、D中心部江戸・平成対比図が付いていてこれも懐かしく午前中の浅井さんのスケッチとダブり面白く読めた。NPO法人 石巻アーカイブの皆さん一冊にまとめていただき、ありがとうございました。

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