12月16日(火)警戒
石巻市博物館で『毛利コレクション特集展 暮らしの道具「下手物」-杉山寿栄男が描いた毛利コレクションー』が開催されているが、本日の日本経済新聞 春秋に下手物が掲載された。下手物(げてもの)は風変わりな物という使い方が目立つが、もともとは日用の雑器、並の品を指した。この言葉を京都の朝市で聞いた思想家の柳宗悦は、ふだん遣いの品のよさを、下手物の美と紹介した。しかし、語感のインパクトもあってか、かけ離れた意味が定着してしまう。そこで柳は実用性と素朴な美しさ、用の美にふさわしい造語を考えた。民芸である(「京都の朝市」)。民芸が生まれて百年。手触り感ゆたかな美の思想をと。
さて、本日も本会議一般質問6名が登壇した。はじめに市長から、青森県東方沖の地震を受けて発表されていた、北海道・三陸沖後発地震注意情報の呼び掛け期間は、16日午前0時に終了したと行政報告があった。地震から1週間余り、宮城県では一時観光足が遠のくという声もあった。6名の議員は、第2県都の思いについて、有害鳥獣対策について、公園などの遊具について、桃生の諸課題について、行財政運営について、いしのまき復興マラソンについて、安心安全な学習環境の信頼回復について、物価高対策について、子育て支援について、高齢者支援について、鹿又地区の交通事故について、大規模災害時の避難生活について、本市および教育委員会の後援や共催についての取り扱いについて、少子化・高齢化社会、人口減少に即応した事務事業の選択と集中が不可欠。市民ニーズの高い新図書館の早期建設、猛暑対策として親水公園の建設について、蛇田西部地区の雨水排水について など。市長の行政報告があったが、一般質問中に地震で大きく揺れた。午前11時45分ごろは、宮城県沖を震源とする最大震度3の地震が発生した。午後2時38分ごろ青森県東方沖を震源とする最大震度3の地震が発生した。宮城県内では震度1の揺れが観測された。まだまだ油断できない。最終日の閉会後に開催予定の議会改革推進会議について会長・副会長・書記で打ち合わせ。終えて、午後6時過ぎにお通夜へ。