3月11日(水)東日本大震災から15年

 東日本大震災から15年。朝新聞を広げると15年の特集記事でいつもより厚い。日本経済新聞春秋に、先週、石巻を訪ねた。歩き回るうち日和山(ひよりやま)という小高い丘に行き着き、眼前に開けた海辺の被災地区の光景に言葉を失った。胸が詰まって、声を出すと涙が出そうだった。15年前の3月11日、ここでどんなことがあったか。知ったような気でいては失礼になると思った。方々に気持ちのいい人がいた。宿の食堂で朝6時「おはようございます」と調理のおばちゃんがはきはき言って一日の元気をくれた。陸前高田の津波伝承館では無料施設なのに帰りしなに「ありがとうございました」と言われた。大船渡に行っても翌朝、川辺で休んでいたら散歩のおばあちゃんにねぎらうような挨拶をされたと。結びに、自分もできることをしていきたいと。15年と一口に言うがそれぞれ大変なドラマだった。日常が寸断されるのだから…。
 さて、穏やかであるが、風は冷たい。妻一緒に妹と甥っ子達が眠る長面のお墓で合掌。あれから15年、今年も御詠歌へいく三條すみゑさんと一緒になり、お話した。東日本大震災から15年の命日。お墓から移動して遺構大川小学校へ。薬師寺の僧侶の皆さんほか石巻グランドホテル後藤会長さんや大川小関係者の方々と一緒になり移動してお線香と般若心経を唱えた。続いて、東日本大震災の津波に耐えた陸前高田市の「奇跡の一本松」で作ったバイオリンで内海誠さんが、演奏にウルウルしながら命日での追悼と心の復興へ希望の灯が見える気がした。過日、参加させていただいた大川竹あかりの配置も済み午後5時30分からの点灯を想像しながら合掌。ランチをいただき、移動して「東日本大震災追悼 3.11のつどい」ががんばろう!石巻の看板前で開催。スターバックスのあたたかなコーヒーをいただき齋藤市長のご挨拶、柴田さんと続き、移動。東日本大震災石巻市追悼式。会場を「みやぎ東日本大震災津波伝承館」に移し開式、国歌斉唱、サイレントとともに午後2時46分に黙祷。齋藤正美石巻市長式辞、追悼の辞を牧野たかお復興大臣代理、山下雄平農林水産副大臣、森下千里衆議院議員、伊藤哲也宮城県知事代理副知事、遠藤宏昭石巻市議会議長が行い、電報のご芳名紹介、震災の犠牲となられた方々に対し哀悼の意を捧げ献花を御遺族代表から主催者、来賓の順に行った。東日本大震災から15年、思いは変わらず。

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