11月7日(日)道筋
「悪名の棺 笹川良一伝」工藤美代子(幻冬舎)を読む。閉じまり用心、火の用心、人類みな兄弟などTVで見た笹川さんのイメージと悪名高きマスコミの餌食になり「ファシスト」「日本の黒幕」「ギャンブルの胴元」「日本のドン」など枚挙にいとまがないほどレッテルが貼られていたが本書は、並はずれた才覚と勢力で金を操り人を動かし昭和の激動を東奔西走しながら国家感を持ち情に厚く利に通じる切り口、知られざる素顔が表現されている。愛国心や国家感が乏しい現代だからこそ「家庭を顧みず天下国家、世のため」は大物だ。尖閣諸島の中国船衝突の対応、北方領土問題、さらにはダム問題など道筋が見えない。大所高所から国家感を述べて欲しいと強く思った。
さて、第26回漁船海難遺児チャリティショーが市民会館で開催され、祝辞と1曲フルで歌わせていただいた。厳しい環境下でも絆と和、光明への道筋を語れることが重要なことをお話し健康に留意し宮路オサムさんの「風来流れ唄」を熱唱した。終わると花束をいただいたが感無量だ。その後、鑑賞し、障碍児と共に歩む会のスペシャルオリンピックスのボウリングへ。一生懸命活動する姿は嬉しいし、これからの彼らの道筋をしっかりと作っていきたい。ゲーム終了し、移動で中里6丁目のカフェ・ヌーン。スクール生と高齢者の陶芸と押し花の力作80点を展示(キリン福祉財団の助成金での事業成果)されて娘達と鑑賞した。連絡があり驚きながら夜は、平塚家の通夜へ。