1月2日(日)書き初め

 朝、菩提樹である牧浜の吉祥寺に新年挨拶に行き、昨年亡くなった祖父(峯三さん)の1周忌と先祖に合掌し奥田導師と暮れから読んだ「親鸞と道元」五木寛之・立松和平(祥伝社)の話題に話した。それにしても、立松さんが「道元禅師」を執筆していた頃に五木さんは「親鸞」を執筆している。その中で、道元と親鸞の立場は大きく違うのだが、両者が火花を散らし交錯する一瞬があるという。『それは究極の救いと悟りを、人間と宇宙の深い闇を照らす光として直感している点である。親鸞は「無碍光」という。道元は「一顆明珠」という。両者は全宇宙と自己とが無限の光にみたされる瞬間を思い描くのだ』とある。残念ながら対談は、立松さんの死とともに途中で終えてしまった。エンドレスな形で終えるが後はどう読者が感じるかだ。
 午後に息子を送りながら初売りで「親鸞と道元」で立松さんが執筆した「道元禅師」(上・中・下)(新潮社版)やビジネス書趣味の本などたくさん書籍を買い込んだ。夜は、購入した「墨 2011 1・2月号」で臨書、書き初めを楽しんだ。親鸞や道元の思いを考え…。

コメントは受け付けていません